マクラーレンのフェルナンド・アロンソは、2018年のF1世界選手権の序盤戦ではハースが中団グループをリードすると考えており、マクラーレンがハースに手が届く距離に留まれることを願っていると語る。ハースは、F1合同テストで印象的なパフォーマンスを発揮しており、シーズン開幕にむけてコンストラクターズ選手権4位のダークホースだと目されている。
ハースは2018年の目標としてフェラーリの0.5秒以内を目標に掲げているが、F1オーストラリアGPのフリー走行では、ロマン・グロージャンがフェラーリのセバスチャン・ベッテルから0.2秒差の6番手タイムを記録した。フェルナンド・アロンソは、ロマン・グロージャンのタイムからハースが少なくともシーズンの序盤戦はマクラーレンにとってベンチーマークになると実感したと語る。「ハースが最大のサプライズになるかもしれないことはわかっていた。彼らは昨年のフェラーリのレプリカだし、あのクルマは去年ここで勝っている」とフェルナンド・アロンソはコメント。「彼らのクルマはシーズン序盤でとても強いと思うけど、彼らに近づくことができることを願っている。今日、各チームが何をしていたかを知るのは難しいけど、ハースはトップ3チームの後ろにいると思う」「僕たちは確実に良くなっていくだろう。それは論理的だ。僕たちは新しいパワーユニットを搭載してクルマの基本的な部分を変更している唯一のチームだし、どんどん良くなってくはずだ。でも、ここで初日から競争力があることも期待している」「まだセクタータイムは見てないので、今夜すべてに目を通して分析していくし、このクルマは何が強みで、解決しなければならない弱点がなにかを理解していく」フェルナンド・アロンソは、エキゾーストの問題でFP1の大半をガレージで過ごすことになったが、マクラーレンは問題を解決し、2台のマシンは両方のセッションで揃ってトップ10入りしている。フリー走行2回目でトップのルイス・ハミルトン(メルセデス)から1.2秒遅れだったフェルナンド・アロンソは、マクラーレンは土曜日に予報されている雨を利用できるように予選にむけてスマートなアプローチを採る必要があると語る。「問題によってFP1で少し時間を失ったけど、FP2で取り戻すことができたので、最終的にはOKだった。明日にむけてペストなパッケージをまとめられることを願っている」とフェルナンド・アロンソはコメント。「予選は全員にとってクエスチョンマークだ。僕たち全員が同じコンディションで自分たちのレベルを確認するのを待っている」「特にウエットコンディションでは正しいタイミングでコース上にいる必要があるし、準備をして、フレキシブルでいる必要がある。巡ってくる全てのチャンスを最大限に生かすためにはスマートでシャープでいる必要がある」