フェルナンド・アロンソが、ホンダへのフラストレーションを爆発させた。今年のプレシーズンテストでホンダの新型パワーユニットにトラブルが多発。テスト2日目に46周しか走行できなかったフェルナンド・アロンソはホンダの新型パワーユニットには“パワーも信頼性もない”と怒りを露わにした。
マクラーレン・ホンダのポジションを評価するよう求められたフェルナンド・アロンソは「シャシー側に関してはそれほど遅れているとは思わない」とコメント。「問題はひとつだけだ。パワーユニットだ」「信頼性もないし、パワーもない。僕たちはストレートで30km/h遅い。全てのストレートでね」「全てのストレートで30km/h遅ければ、クルマのフィーリングを掴むのは難しい」「でも、シャシーの感触はいい。変更にもうまく反応しているし、バランスやコーナーを攻めてみても満足している。クルマを楽しんでいる」「感触はすべていい感じなんだ。でも、通常のスピートに到達したときにどうなるかはわからない」「僕は自分のベストを尽くして走っている。自分のことを最高のドライバーだと感じている。とにかく僕にはストレートで他と同じくら速く走れるエンジンが必要だ」「チームは勝つ準備はできている。ホンダ以外はね」フェルナンド・アロンソは、ホンダの状況は初年度の2015年ほど悪くはないと考えているが、それでも楽観的にはなれないと語る。「正直、去年と似ている。2015年はおそらく今よりもさらに遅れていた」「今年の方がちょっとフラストレーションが溜まっているかもね。レギュレーションが変わり、こんな状況だ。冬の間はギャップを縮められると高い期待を抱いていたい」「僕たちは期待にマッチしていない。でも、一方でウィンターテストだし、シーズンは長いので対応する時間はある。でも、今は満足しているとか、状況はOKだとは言えない。「もちろん、僕たちは改善する必要があるし、改善しなければならない。決して理想的な状況とは言えない」「僕たちはビックチームなんだ。マクラーレンは長年スポーツを支配し、チャンピオンシップを戦ってきた」「僕たちは全員からの対応を必要としている。僕たちは団結したままで、お互いに密接に働く必要がある」「でも、チームからすぐに大きな対応があることを期待しているのは確かだ」