フェルナンド・アロンソが、F1シンガポールGPのフリー走行でハローをテストすることが明らかになった。FIAは、2017年にむけてハローの導入を推し進めていたが、F1ストラテジーグループは、来年の導入を否決。2018年までにコックピット保護デバイスを導入することで合意した。
FIAはハローのテスト不足を懸念。少なくとも全ドライバーが2016年シーズン終了までに1度はプラクティスセッションでハローを搭載することを望んでおり、ドライバーからハローの潜在的な欠点について出来る限り多くのフィードバックを集めようとしている。ベルギーとイタリアでの過去2戦では、メルセデス、フォース・インディア、トロ・ロッソ、そして、マクラーレン・ホンダがハローを初テスト。モンツァでジェンソン・バトンがハローを試したマクラーレン・ホンダは、次戦F1シンガポールGPでフェルナンド・アロンソがテストすることを確認した。マクラーレン・ホンダのテクニカルディレクターを務めるティム・ゴスは「シンガポールではフェルナンドが試す予定だ。異なる変数を提供してくれるだろう。サーキットは照明で照らされており、非常にタイトなコーナーと多くのアームコ・バリアーがある」とコメント。「チームは、頭部保護の開発を進めており、彼の考えはワーキンググループにフィードバックされる」「全チームが年内にデバイスをテストすることはすでに非常に有益となっている。マクラーレンにとって、モンツァでのジェンソンとの走行は、タイトなシケインと高速コーナーの両方におけるパフォーマンスについて洞察を得ることができた」ハローの問題についてティム・ゴスは「ドライバーにとっての最大の問題のひとつがドライバーの視認性であることは明らかだ。考慮しなければならないたくさんのマイナーなことがある。スタートライトのビューはどうか? かなりの勾配があるスパとオースティンのようなサーキットでははっきりと見ることはできるか?」「だが、それらは克服できない問題ではない。十分にオープンなマインドであれば、常に解決策を見つけることはできる。例えば、チームはコクピット内にスタートライトを装着することを検討できるかもしれない」
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