F1イタリアGP予選での失敗により、フェルナンド・アロンソを中心にフェラーリ内で不協和音が生じているようだ。フェラーリは、フェルナンド・アロンソとルカ・ディ・モンテゼーモロとの緊張関係を否定しているが、ルカ・ディ・モンテゼーモロはF1イタリアGPの予選後に明らかに激怒しており、インタービューを拒否した。
フェラーリは、フェルナンド・アロンソのためにスリップストリーム戦略を採用したが、アロンソは、フェリペ・マッサが協力しないと無線で不満を述べていた。La Gazzetta dello Sport によると、フェルナンド・アロンソは無線で「お前らは本当に馬鹿だ。マンマミーヤ(畜生、なんてこった)」と激怒したと報道。その後、フェルナンド・アロンソは「マッサが離れすぎている!」と叫んだ。フェルナンド・アロンソは否定しているが、報道ではアロンソは“馬鹿”という言葉を使う代わりに、皮肉を込めて“ジーニアス(天才)”という言葉を使ったという。フェルナンド・アロンソは、フェリペ・マッサの後ろの5番手で予選を終えた後、チームを批判したという。元フェラーリのドライバーであるジャン・アレジは、アロンソが彼のチームメンバーに“馬鹿野郎”と言ったとしている。別のレポートでは、フェルナンド・アロンソがイタリア語で「(マッサを)追い出せ!」と言ったと伝えている。予選後、フェルナンド・アロンソはリポーターに対して「良い予選だった」と何食わぬ顔をしていたが、フェラーリとフェルナンド・アロンソの関係は崩壊に向かっているようだ。またフェルナンド・アロンソは、チームメイトのフェリペ・マッサに予選で上回られたことを軽くあしらった。「みんなそのことについて話すけど、100戦でおそらく僕は82回前にいたと思う」とフェルナンド・アロンソは Antena 3 に語った。モンツァ前にレッドブル移籍の噂が終焉を迎えたが、バーニー・エクレストンは、フェルナンド・アロンソはフェラーリで“満足していない”との考えを述べていた。そんなアロンソについて、土曜日にジェンソン・バトンは「今日、面白い噂を聞いたんだ」と Totalrace に語った。「ある人物が、フェルナンドがマクラーレンに来るらしいと話してきた。実現するかどうかはわからないけどね。彼は(2007年)に必ずしも良いカタチでマクラーレンを離れたわけではないからね」
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