フェルナンド・アロンソが、母国グランプリとなるF1スペインGPへの意気込みを語った。フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)もうすぐスペインGPだけど、僕にとっては特別な感覚のレースだ。明日の朝からアポイントがあるので今夜バルセロナに到着する。カタロニアの中心部の最も重要な通りにスペインで初となるフェラーリストアがオープンするのでその発表会に出席する。バルセロナ出身のマルクも主役になるだろうし、フェリペも出席する。そのあと、いつもの木曜日の仕事のためにトラックに向かう。大部分はメディア対応だけどね。
スペインでレースをするのはいつだって嬉しい。一番最初のフリープラクティスセッションからファンの温かさを感じられるのが好きなんだ。毎日、グランドスタンドがフェラーリの赤と僕の故郷アストゥリアスのアズールブルーの旗でいっぱいになる。特別な感覚だ。2006年にここで勝ったことは、僕のキャリアで最高の思い出のひとつだし、遅かれ早かれフェラーリでもその夢が叶うだろう。みんなが今週末どうなるかを知りがっているのはわかっているけど、それに答えることはできない。名目上、優勝候補は1チームなのは確かだし、僕たちにはまだ優勝を争えるポテンシャルはない。でも、F1では物事は素早く変化していくし、トルコで僕たちはやっと表彰台フィニッシュを成し遂げることができた。道のりはまだ長いけど、少なくとも僕たちは正しい方向に進み始めたと思っている。ここ5日間、チームはマラネロで 150°イタリアを開発しているし、来週はモナコなので2連続のレースにできる限り準備するために懸命に作業してきた。ファクトリーで過ごしみて、全員が本気で反撃したいと思っていると感じることができた。ミーティングで人々と話しをしたり、ジェスティオーネ・スポルティーバ(Gestione Sportiva)を歩いていると、その感覚は本当に強い。フェリペと僕の両方が、シミュレーターで多くの走行距離を重ねてきたし、導入されるアッププレードはパフォーマンスを前進させてくれると感じている。でも、他も黙っているはずはないので、トップとのギャプを縮めるのに十分かどうかは今週末になってみないとわからない。開発レースで誰がもっとも賢明だったかがわかるだろう。カタロニア・サーキットは、伝統的に冬季テストの会場になっているので、僕たちが最もよく知っているサーキットのひとつだ。今年もすでに2月後半と3月前半に2度のセッションを行っている。なので、コンディション、特に気温は非常に異なるかもしれないけど、僕たち全員が週末のスタート時にマシンのベースラインにどのようなセッティングを使用するかかなり良いアイデアを持って到着することになる。マシンを微調整して、新しいコンポーネントの挙動をチェックするには、金曜日の2つのフリープラクティスで一貫性のある走行をすることが非常に重要だ。またタイヤのパフォーマンスとタレを研究することも不可欠だ。テストで行ったレースシミュレーションでは、特に左フロントタイヤに最も負荷がかかるし、デグラデーションが大きかった。異なる気温でその状況が変るかどうか様子をみてみるつもりだ。このトラックでの以前のレースと比較して、オーバーテイクが多くなると思う。特にレース中はタイヤパフォーマンスの違いが要因になるだろう。日曜日の午後にグランプリを観にトラックに行くさらなる理由になるだろうね。再び表彰台にあがって、ファンに捧げられたら素晴らしいだろう。僕とチームは、いつものようにベストを尽くしていく。
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