アルファロメオ・レーシングが、2020年F1シーズンの開発ドライバーとしてロバート・クビサの交渉で一歩リードしていると RaceFans が報じている。35歳のロバート・クビサは、今シーズン限りでウィリアムズF1チームからの退団を発表。その直後からハースとレーシングポイントが開発ドライバーが2020年の役割として挙げられ、最近ではレーシングポイント加入に近づいていると報じられていた
だが、 RaceFans は、現在、アルファロメオ・レーシングが、ロバート・クビサとの開発ドライバーとの契約交渉で最前線にいると報じている。報道によると、ロバート・クビサのマネージャーを務めるアレッサンドロ・アルンニ・ブラヴィが、アルファロメオ・レーシングの母体であるザウバーの持株会者イスレロ・インベストメントの役員を務めていることから、このコネクションが生まれたという。ロバート・クビサは2006年から2009年にかけて、BMWザウバーでF1を戦っている。また、この取引ではロバート・クビサの主要スポンサーであるポーランドの石油会社PKNオーレンが役割を果たす可能性が高いとされている。アルファロメオ・レーシングとシェルのスポンサー契約は2019年シーズン末で期限を迎える。シェルは支援を継続すると考えられているが、アルファロメオのオーナー企業であるフィアット・クライスラー・オートモービルズとPSAグループの今後の合併がそれに疑問を投げかけているという。この不確実性は、アルファロメオのF1マシン上でロゴはPKNオーレンがシェルに置き換えられ、F1でロバート・クビサとの提携を継続する機会を生み出すかもしれない。ただし、アルファロメオとフェラーリとのパワーユニット供給は継続されるため、F1マシンでは引き続きシェルのプロダクトが使用されるだろう。アルファロメオ・レーシングは、新しいシミュレーターを導入予定であり、ロバート・クビサはその開発を支援する役割を務めることになる。クビサのその能力は同じくシミュレーターの発展を目指しているハースF1チームも求めているものだ。ロバート・クビサは、この役割に豊富な経験を有しており、ルノーとウィリアムズでF1マシンに戻る前にメルセデスのF1シミュレーターを走らせていた経験がある。ロバート・クビサは、今月初旬にBMWのDTMマシンをテストしており、来年のDTM参戦のレースシート獲得も目指している。
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