アレクサンダー・アルボンは、2026年シーズンにウィリアムズF1史上最多出走ドライバーとなる。長年にわたるチーム再建の過程を最前線で支え、2025年にはカルロス・サインツJr.とともにコンストラクターズ選手権5位を獲得。ウィリアムズが新時代へ踏み出す節目の年を、経験豊富な中心人物として迎える。
2026年F1レギュレーションという大きな転換点を前に、アルボンは自身の立ち位置とチームへの思いを率直に語った。なぜウィリアムズに残り続けたのか。なぜ今もこのプロジェクトを信じているのか。歴史に名を刻む瞬間を前に、その胸中を明かしている。今季、あなたはウィリアムズでの出走回数がチーム史上最多のドライバーになります。チームにおけるレガシーを確立することになりますが、グリッドの中でもより経験豊富なドライバーの一人としてこの新時代に入ること、そしてウィリアムズの歴史に名を刻む存在になることについて、どのように感じていますか。正直なところ、自分がウィリアムズで最も長く走っているドライバーだと考えるのは不思議な感覚だ。たぶん、今のF1がいかに多くのレースをこなす時代になったか、という部分もあると思うけれど、それでもなお、これは自分がどれだけこのチームを信じてきたかを示していると思う。最初の段階からこの旅路の一部であり続けてきたし、今でもそのプロジェクトを信じている。だからこそ、僕はここにいるんだ。今話してくれたように、ここ数シーズンでチームの再建においてあなたは重要な役割を果たしてきました。その舞台裏での取り組みが、この2026年マシンとして結実しているのを見ることについて、どれほどの満足感がありますか。振り返ってみると、2025年はこれまでで一番強いシーズンだったと思っているし、毎年少しずつ、確実に前進してきたことを見るのは本当に素晴らしいことだ。今年は大きなチャレンジになるのは間違いない。新しいパワーユニットと、新しいマシン、その両方を同時に扱うというのは、すべてのチームにとって大きな負荷になる。最終的にどこに位置するのかは興味深いし、去年ほど拮抗した状況にはならないと思っているけれど、それと同時に、チームとしてどれだけ進歩できたのかを見るのが楽しみだ。ウィリアムズが進んでいる方向性について、どれほどの自信がありますか。プロジェクトへの信念について言及していましたが、進歩が生まれていると感じられる理由は何ですか。僕が持っている信念は、主にグローブのファクトリーで実際に見ているものから来ている。ジェームスが工場で進めている変革、チームのカルチャー、そしてその変化の方向性、そのすべてが正しい方向に向かっていると感じている。それこそが、将来的にチャンピオンシップを勝ち取るチームになるために必要な姿だと思っている。まだ成長段階にあるし、これから先も何年もの時間が必要だけれど、道筋としては間違っていない。あなたとカルロスは、チームメイトとして2年目を迎えます。関係性はどのように発展してきましたか。また、新レギュレーションの下で、2人がどのように協力してチームを前進させていくと考えていますか。カルロスと僕にとっては、今年が2年目になる。その分、お互いに対する理解や経験も増えている。コミュニケーションの面でも、カルロスはチームが成長するために必要な分野をしっかり理解しているし、一緒に過ごす時間が増えるにつれて、チームとしてどこに集中すべきかという点で、ますます考えが一致してきていると思う。正直に言うと、今のチームの立ち位置はかなり珍しい。ウィリアムズで最も多くのレースを走るドライバーと、F1全体で見ても多くの経験を積んできたドライバーが揃っている。その組み合わせがあるからこそ、マシンとチームの開発に本当に集中することができる。それが今年にとって非常に重要になると思っている。昨シーズン、あなたとカルロスはコンストラクターズ選手権5位を獲得しました。長年の再建を経ての非常に強い結果でしたが、あの達成はあなたにとってどんな意味を持っていましたか。そして、チームが前進し続けるために、何が重要だと考えていますか。個人的には、コンストラクターズ選手権5位という結果は素晴らしかったけれど、それ以上に重要だったのは、チーム全体がその手応えを感じられたことだと思う。チャンピオンシップは1レースで決まるものではなく、全レースを通しての積み重ねで決まる。苦しい時も、うまくいっている時も、常に結果を出し続けなければならない。そういう意味で、あの年はチーム全体として非常に完成度の高いシーズンだった。過去には、ピーキーで安定性に欠けるチームだった時期もあったけれど、5位という結果は、「今、僕たちはここにいる」という実感をチーム全体にもたらしてくれたし、これから先に向けて築いていくための正しい土台があることを示してくれた。2026年レギュレーションは、近年のF1でも最大級のリセットになります。この新しいマシンへの適応という課題に、どのように向き合っていますか。また、シーズン序盤で特に重点を置く必要があると感じている部分はどこですか。今年の準備はすでに始まっていて、正直に言うと、去年の中盤からシミュレーターでかなり集中的に取り組んできた。どんなドライビングスタイルが求められるのかを探っている。ドライバーには非常に高い適応力と、オープンマインドでいることが求められる。これまでに学んできたことをすべて忘れるわけではないけれど、同時に、まったく違う世界になる可能性を受け入れる精神状態でいなければならない。それが面白いところでもあるし、この冬の間は、最善の状態でシーズンに入るために、多くの議論やミーティングが行われている。この新しい章を見据えて、あなた自身、そしてチームにとって、成功と言える2026年シーズンとはどのようなものだと考えていますか。成功の定義は「前進」だと思っている。2025年に良い基準を築くことができたし、ミッドフィールドのトップチームとしての立ち位置を確立できた。今年は、どこからスタートするかがすべてではなく、適応力とレジリエンスが重要になる。必然的にキャッチアップの戦いになるだろうし、ライバルたちにできるだけ早く追いついていく必要がある。シーズンの終わりに、スタート時よりも前に進めていれば、それは来年に向けて良い状態にあると言えると思う。2026年のチームキットを見ると、バークレイズ、...