トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンは、シルバーストンでのマシンに手応えを感じているものの、今週末のF1ドイツGPが簡単なレースになるとは考えていないと語る。F1イギリスGPで自身2度目のQ3進出を果たしたアレクサンダー・アルボンは、ポイント圏内を走行していたものの、不運にもパワーユニットの高圧電力系に問題が発生してピットストップを行うことができず、最終ラップで抜かれて入賞を逃している。
「シルバーストンでは、その前2戦よりも明らかに競争力が増し、かなりいいマシンバランスを見つけることができた。再びQ3へ進出することができたし、全体的にマシンの感触はよかった」とアレクサンダー・アルボンはコメント。「ただ、だからといってドイツが簡単なレースになるとは考えていないし、また厳しい戦いになると思う。進歩はしていますし、どの部分に取り組む必要があるかも分かっているので、正しい方向に進んでいるはずだ」「ホッケンハイムではさまざまな思い出があるが、GP3でポールポジションを獲得し、トップを走行しているときにクラッシュしたことが思い出される。そのときは、レース2でもクラッシュしてしまった。“スタンダード”とも言えるレイアウトで、ほかのサーキットでも見られるような要素が揃っている。スタジアムセクションへ向かうコーナーをはじめ、いいコーナーが多く、観衆の雰囲気もすばらしい場所だ」「オーバーテイクもしやすいサーキットだ。特にヘアピンへ向かう長いストレートはいい抜きどころだ。タイヤには厳しいコースで、予選で1周のみアタックするときでも、気をつけていないとラップ終盤にタイヤが傷んでくる。舗装も古いので、再舗装がされたサーキットと比べると路面はかなり粗いはずなので、そこにも注意が必要だ」