ブルーノ・セナが、F1韓国GPへの意気込みを語った。日本のレースはいかがでしたか?鈴鹿はちょっとタフなレースだったね。スタートは厳しかった。ターン2で割り込まれてしまい、いくつかポジションを失ってしまった。最終的にヴィタリーが発揮していたようなレベルのパフォーマンスが僕のマシンにはなかったと思う。
ちょっとハードにプッシュしようとするたびに、マシンはとても尖がっていったし、何度もコースオフしてしまった。同じペース、もしくは少し遅いペースの他のマシンの後ろを走行することになってしまい、彼らの後ろでスタッフしてしまったし、追い抜くことができなかった。データを見たら、ダウンフォースにちょっとした問題を抱えていたことがわかった。レースを通して、マシンが軽くなるにつれてダウンフォース量を失っていた。高速サーキットでは起こって欲しくないことだね。週末で最も満足できたのは、クラッシュしたけど、チームメイトと同じラップタイムで予選Q3に戻れたことだ。そこからも僕たちはポジティブな状態だと思う。(フリープラクティス3)で僕がミスをしたあと、チームは素晴らしい仕事をして非常に短い時間でマシンをまとめあげてくれたし、Q3に進出することで彼らに良い結果を届けられたことには満足している。チームとして、僕たちは一緒に頑張っているし、全てのレースでエンジニアやメカニックから多くのことを学んでいる。FP3のような事故から挽回して予選で力強いパフォーマンスをするために、どのようにプレッシャーに対処していますか?マシンを組み直す手伝いをしたし、自分でブレーキを外しさえたよ! ペダルが堅かったので良い仕事ができたと思うよ! 予選ではエリックに「ただ考えずに運転しろ」と言われていたし、「頭を空っぽ」にしなければならなかった。それが僕がやったことだ。その時点で失うものはなかったので、ただ攻めただけさ。マシンはトップ10に入れるくらい良いとわかっていたし、それを達成することができた。次は韓国ですね。去年の思い出は?去年の思い出は、それほどいいものではないね。プラクティスでサスペンションが故障して、そのあとのレースも雨やセーフティカー、赤旗でとても難しかった。新しいトラックを学ぶにはとても難しかったし、波乱にとんだ週末だったね。今年は新たなスタートのようなものだよ。サーキットの印象は?難しいトラックだし、ミスをしような場所がたくさんあると思う。トラックにはオフキャンバーのコーナーが至るところにあるし、ドライバーにとってはあまり快適なことではないね。でも、それは全員にとって同じことだし、韓国に到着して金曜日に初めてクルマを走らせるときに鈴鹿をベースラインとして使えることを願っている。そこから少しずつタイムを削っていって、予選とレースで目標を達成したい。ダウンフォースレベルと中・高速コーナーの数が鈴鹿と似ているので、R31に合っていると思いますか?そうだね、そうなると思う。韓国ではいくらか大きなトラクションが必要だけど、舗装はとてもスムーズだし、トラックのレイアウトも僕たちがシンガポールで抱えたような弱点は韓国では起こらないと思う。僕たちは強さを取り戻せるはずだし、僕たちのマシンをシーズンの最後まで常にトップ10に入れるはずだ。