ジル・シモンは、FIAのパワートレインおよびエレクトロニクス部門のディレクターというポジションを退き、PUREにテクニカルディレクターとして加入する。2009年12月にフェラーリを離れてFIAに加入したジル・シモンは、クレイグ・ポロックが代表を務め、2014年からF1エンジンを製造することを予定しているPUREに8月から加入する。
ジル・シモンは、2006年から2009年10月までフェラーリでエンジン責任者を務めていた。「今回の採用は、PUREの開発において重要なマイルストーンだ」とクレイグ・ポロックは述べた。「ジル・シモンが加入により、我々は環境フレンドリーという課題をF1に取り入れることに尽力した特別で証明されたパワートレインデザイナーを得た」ジル・シモンは「F1をより環境フレンドリーにすることが私の個人的な目標だ。2014年のパワートレイン規約は、F1のそのエリアに最大の変化をもたらす」「PUREのパワートレインを開発するというこの機会は素晴らしい挑戦であり、エンジンを設計するという私の情熱を呼び起こしてくれた」今年5月に発表されたPUREは、F1のために環境面で優れたエンジンの開発・製造を目標としている。「FIAを離れることになったジルには感謝しており、幸運を祈っている」とFIAのジャン・トッド会長は述べた。「我々は、プジョー、フェラーリ、そしてFIAで長年にわたって様々なプロジェクトに一緒に取り組んできた。私は、彼の人生においてどれくらいエンジンを設計することに愛情が注ぎ込まれてきたかわかっている」「2014年のパワートレイン規約という重要な遺産を残したFIAでの非常に実りの多い18カ月という期間を終え、ジルはPUREでF1の新しい時代に大きく貢献できるチャンスを提供された。彼の成功した未来を祈っている」