マノーは、チーム存続にむけて投資家との交渉に進展があったようだ。BBC によると、マノーのスタッフは「ここ数日の間に見通しは良くなっている」と伝えられたという。だが、新たな投資家の身元は明らかになっていない。マノーの運営するジャスト・レーシング・サービス・リミテッド社は1月6日に管理下にはいった。当初はチーム存続のための最終期限は1月20日とされていたが、従業員への給与が1月末まで供給されたことで、従業員の解雇の期限は1月27日まで延期された。
だが、一部のスタッフはすでにルノーやトロ・ロッソと契約したと報じられている。マノーが、2回のプレシーズンテストと開幕戦オーストラリアGPに参加するには少なくとも50万ポンド(約7000万円)が必要だという。プレシーズンテストは2月末にスタートするが、マノーは序盤戦を2016年マシンの改良版で参戦できるようFIAに許可を求め、それを許可されたとも言われている。報道によると、ジャスト・レーシング・サービス社だけでなく、F1とFOMのライセンスを保有するマノー・グランプリ・レーシングを買収するオファーが届いているとされている。