マノーは、2016年F1マシン『MTR05』にショートノーズを導入する予定はないとしている。マノー MRT05には、他チームが今年のマシンには採用していないロングノーズが搭載されている。ザウバーはまだ2016年マシンを発表していないが、ショートノーズだった昨年のC34を踏襲するはずだ。マノーのレーシングディレクターを務めるデイブ・ライアンは、MRT05のノーズについて「そうだね、他とは少し違うだろう!」とコメント。
「我々にはこれが合っている。そうとしか説明はできない」 パドックで最も短いデザインを採用しているのは、マノーの新たなエンジンサプライヤーであるメルセデスだ。メルセデスは今週のプレシーズンテストで革新的なノーズコンセプトをテストしていた。ビッグチームはショートノーズをクラッシュテストに通過させるために多くの予算を投じているが、デイブ・ライアンはお金の問題ではないと主張する。「そこまでかけ離れたステップではないと思う。そっちの方が大きな仕事になるとでも表現しておこう。我々の見解では空力パフォーマンスにそれほど大きな違いは見られなかったので、以前のものを残し、そのコンセプトに沿って開発を行った」 マノーは、2015年の開幕直前に破産状態から復活し、シーズン年を2014年シャシーの修正版と1年落ちのフェラーリエンジンで戦った。デイブ・ライアンは、マノーは昨年の6月からMRT05にかかり切りだったとし、バルセロナの結果に満足していると述べた。 「このマシンには昨年6〜7月から取り組んでいた。小さなスケールだったがね」「昨年のマシンは開発しなかった。そんなことをしても意味がないからだ。それだけの努力を注ぐだけの価値はなかった」「ワークショップのすべて、風洞のすべてはこのマシンを考えることに費やされていた。我々は非常に小さな組織だということを認識しなければならない。できる範囲と時間でベストを尽くすしかない。そうしなければ必要なタイムスパンで結果を残すことはできない」 「何も持ち越さない真新しいマシンを使うことが今年の目標だった。その通りになった。何も持ち越していない、新品のマシンだ。現在、これが我々にできるベストだと言っておこう」
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