リオ・ハリアントの2016年のマノー・レーシングのF1シート獲得に望みが見えてきた。インドネシア政府がリオ・ハリアントのF1参戦に不足している資金を補填することに合意したという。マノー・レーシングは、インドネシアの青年・スポーツ大臣を務めるイマム・ナフラウィに対して、2016年のレースシート獲得には1500万ユーロ(約19億2500万円)のスポンサー資金が必要だと伝えている。
一時は、インドネシア政府がその全額を負担すると報じられたが、その後、インドネシア国営石油会社であるプルタミナが520万ユーロ(約6億6,000万円)の支払いを確約しているだけであったことが明らかになっていた。同社はリオ・ハリアントのレースキャリアを通して最大のスポンサーとなっている。しかし、インドネシアの首都ジャカルタで金曜日に行われた会議では、表向きには青年・スポーツ省を通して政府が残りの980万ユーロを支払うことに合意したという。「政府とペルタミナからの資金援助を受けることで、リオにF1参戦に向けて何の障害物もないことが明らかになった」と政府広報は述べた。23歳のリオ・ハリアントはヴァージンレーシング時代からマノーと関係を築いており、GP3シリーズで総合3位を獲得した2010年にF1をテストしている。また、2012年にマルシャとともに2日間、テストを行っている。リオ・ハリアントは過去4年間GP2シリーズに参戦し、昨年は優勝3回で総合4位を獲得。アブダビでのタイヤテストではマノーをドライブした。
全文を読む