2023年F1第22戦ラスベガスGP決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数と予想されるタイヤ戦略を公式タイヤサプライヤーのピレリが発表した。ピレリは、初開催となるラスベガス・ストリップ・サーキットにC3(ハード)、C4(ミディアム)、C5(ソフト)という最もソフトなコンパンドをノミネートしている。決勝がドライな場合、2種類のコンパンドを使うことが義務付けられる。
決勝はミディアムとハードがメインのタイヤになると予想され、ミディアム-ハード-ハードの2ストップが最速の戦略になると予想されている。多くのドライバーがハードとミディアムのどちらかを1セットしか残せていないが、2番グリッドからスタートするマックス・フェルスタッペンは、両方2セット残しており、状況に応じて柔軟に戦略を適用できる有利な立場にいる。マリオ・イゾラ(ピレリ モータースポーツ責任者)「間違いなく華やかな夜だったし、サプライズもあれば、予想通りの結果もあった。純粋に技術的な観点から見ると、各チームがさまざまなアプローチを採用した予選となった。アウトラップの後にプレパレーションラップを行うチームもあれば、Q1でのロングランを可能にするため、すぐにプッシュして1周を素早く走り、その後1~2周クールダウンするチームもあれば、新しいラバーがもたらすグリップの高さを最大限に利用しようとするチームもあった。トラックエボリューションは非常に大きく、他のどの要素よりも重要だったため、どの方法が最も効果的だったかを言うのは難しい。トラックのコンディションが昨日のスタート時の状態にほぼ戻っていたこともあり、これは完全に予想できたことだった」「明晩のレースを見据えると、ハードとミディアムが50周を戦うのに最適なコンパウンドであることは明らかだ。テーブルにはさまざまな選択肢があり、各チームが最終的にどのセットを投入するか、また、前述のトラック状態に関するコメントから今日も顕著だったグレイニングの影響など、さまざまな選択肢がある。明日、トラックにゴムが入るにつれてこの現象が小さくなれば、1ストップが最も速いはずだが、そうでなければ2ストップが競争力をを発揮する可能性がある。そうなると、どのコンパウンドを最も多く使うかは今日の選択次第となり、ひょっとすると、レース終盤のソフトに可能性を開けることになるかもしれない」
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