2026年F1モナコGPのフリー走行1回目(FP1)は、アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)のクラッシュによって赤旗中断となった。セッション残り時間が減っていくなか、各チームは貴重な走行時間を失う状況となっている。赤旗提示時点では、キミ・アントネッリ(メルセデス)がミディアムタイヤで1分14秒537を記録して首位。シャルル・ルクレール(フェラーリ)がハードタイヤで0.391秒差の2番手につけた。
ジョージ・ラッセル(メルセデス)はミディアムタイヤで3番手まで順位を上げていたが、チームメイトのアントネッリからは約0.45秒遅れていた。スイミングプールで突然のスナップハジャーのクラッシュはスイミングプール・シケインで発生した。F1 TVで解説を務める元F1ドライバーのジョリオン・パーマーは、マシン後部が突然流れた瞬間について次のように説明した。「ハジャーにとってはかなり激しいスナップだった。ターンインした瞬間にリアが流れるのを体で感じるような状況だ。難しいコーナーだし、非常に高い速度を持ち込んでいる」映像では、ハジャーがコーナー進入時にリアのグリップを失い、そのままマシンがスライド。コントロールを取り戻せないままロックアップし、バリアへ正面から衝突したことが確認された。通常とは異なるクラッシュの形モナコのこの区間では、先にシャルル・ルクレールが接触したようにイン側のバリアへ軽くヒットし、サスペンションを損傷した結果として直進して外側バリアへ突っ込むケースが一般的だ。しかし今回のハジャーの事故はそれとは異なり、コーナー進入時のスナップによってリアを失ったことが直接の原因となった。マシンは前方からバリアへ衝突し、大きなダメージを受けた。停止したRB22はフロントウイングを失い、タイヤも1本脱落した状態となっていた。自力でマシンを降り無事を確認事故発生直後に赤旗が提示され、セッションは中断された。ハジャーは自力でコクピットから脱出し、無事であることを示した。その後はヘルメットを装着したままピットへ向かって歩いて戻った。衝撃の大きいクラッシュだっただけに、ドライバーが自ら歩いて現場を離れたことはレッドブル陣営にとって何よりの安心材料となった。走行再開 ハジャー車両を撤去マーシャルによる車両回収作業が完了すると、セッションはグリーンフラッグとなり再開された。ピットレーンも再オープンされ、各チームは失われた走行時間を取り戻すために再びコースへ向かった。最初にピットレーンを離れたのはアウディのニコ・ヒュルケンベルグで、新品のミディアムタイヤを装着してコースインした。モナコでは1周ごとの走行が極めて重要となるだけに、赤旗によって失われた時間を取り戻そうと各チームが慌ただしくプログラムを再開している。ハジャーのクラッシュによる中断はあったものの、FP1は再び通常の進行へ戻った。"I'm sorry!" Here is the crash which brought Isack Hadjar's FP1 to a premature end! #F1 #MonacoGP pic.twitter.com/mkTiXR7kKT— Formula 1 (@F1) June 5, 2026