ルイス・ハミルトンが2026年F1第11戦ハンガリーGPで受けた5秒ペナルティについて、フェラーリF1代表のフレデリック・バスールは「一連のミスの積み重ね」が原因だったと説明した。ハンガロリンクではSF-26のシャシー性能を武器に優勝候補と目されていたフェラーリだったが、表彰台を逃す結果に終わった。ハミルトンは予選での進路妨害ペナルティに続き、決勝ではピットレーン速度違反により5秒ペナルティを科され、悔しい週末となった。
ピット進入のロックアップが連鎖の始まり決勝終盤、オスカー・ピアストリがマシントラブルでストップしたことによるバーチャル・セーフティカー(VSC)中、フェラーリはハミルトンをソフトタイヤへ交換。ハミルトンは表彰台争いを続けていたが、ピットレーンで制限速度を0.1km/h超過したことで5秒ペナルティを受け、最終的に5位へ後退した。バスールは、ハミルトンがピット進入時にタイヤをロックさせたことが、その後の判断に影響したと説明した。「すべてのペナルティを同じように考えるのは難しい。私にとってスパでの(ジョージ・)ラッセルとの接触はレーシングインシデントだ」「もし同じ場面をもう一度やるとしても、私は彼にまったく同じことをするよう求める。縁石へ逃げることはできなかったからだ」「今日については、一連のミスだった。ピット進入でタイヤをロックさせ、ピットストップでコンマ数秒を失った。そして、その遅れを取り戻そうとして、ピットレーン速度制限解除のタイミングを最適より少し早めてしまったのだろう」「一つのミスが次のミスを招いた」バスールは、一度ミスが起きると、その後も焦りからミスが連鎖しやすくなると語り、今回のレースはその典型例だったと振り返った。「一つミスをすると、その後にさらにミスをしてしまうのは珍しいことではない。この週末はその良い例だった」「ピットストップで限界まで攻めようとした結果、ピット出口ではコンマ2秒ほど前車に遅れていた。そうした出来事が積み重なった結果だ」「ペース自体は悪くなかった。しかし序盤はマックス(フェルスタッペン)をまったく攻略できず、その後は(オスカー・)ピアストリも抜けなかった。この経験を今後のシーズンに生かさなければならない」直近3戦で4件目のペナルティハミルトンはハンガリーGPで予選と決勝の2件のペナルティを受けた。これにより、スパ・フランコルシャンでのジョージ・ラッセルとの接触、シルバーストンでのフォルススタート(false start)と合わせ、直近3戦で4件目のペナルティとなった。その結果、夏休み前の時点でドライバーズランキング首位のアンドレア・キミ・アントネッリとの差は50ポイントに広がっている。フェラーリはハンガリーGPで勝利を狙えるだけの競争力を示しながらも、細かなミスが重なったことで大きな代償を払うことになった。バスールは、この経験を残りシーズンの改善につなげたい考えを示している。
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