フェラーリのチーム代表マウリツィオ・アリバベーネは、F1カナダGPでの4位と5位という結果はエンジンアップグレードの成果を反映していないと考えている。フェラーリは、残り10トークンのうち3トークンを費やしてエンジンのアップグレードを行った。しかし、セバスチャン・ベッテルはトラブルによって18番手スタートになり、その挑戦が実を結ぶことはなかった。キミ・ライコネンは予選でメルセデス勢の後ろ3番手につけたが、ペースが落ちたのに加え、スピンを喫して表彰台のチャンスをフイにしている。
メルセデス勢は3位のバルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)に40秒の差をつけてフィニッシュ。これは開幕戦メルボルンの1-2フィニッシュ以来、最大のマージンとなる。エンジンアップグレードに期待していた全てが実現したかと質問されたマウリツィオ・アリバベーネは「イエスだ」とコメント。「エンジンアップグレードは我々に答えを与えてくれた。我々が求めていたポジティブな答えだ。残念ながら、今週末はさまざまな状況から良い週末ではなかった。エンジンから得たレスポンスは優れていた」マウリツィオ・アリバベーネは、ポジションを13上げたセバスチャン・ベッテルのレースが、シルバーアローの2台にフェラーリが近づいていたはずであることの証拠だとしている。 「セブのレース中のペースを見れば非常にはっきりしている。タイムという意味では我々はそこにいた。数々の状況を抱え、シールに問題があった。これがなければセブは本当にそこにいたと確信している。パフォーマンスは問題なかった。今ハッピーかと尋ねられれば、ノーだ。私は満足していない。それは確実だ」 「キミにはいくつかのポイントで良いペースがあった。彼は1ストップ戦略でいく予定だった。スピンの後にボッタスに追いつくべく2ストップに変更したが、それは不可能だった。今回は良い週末ではなかった。素晴らしいレースをしたセブのために喜んでいるが、ポイントは獲得しても表彰台に上らなかったときに満足していると言うことはできない。私は満足していない」
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