A1GPのトニー・ティシェイラ代表が、カンポスを買収するとの報道がなされている。カンポス・メタは、2010年のF1グリッドに着くために全力で準備を進めているが、必要なスポンサー契約に署名できておらず、投資家を連れてくることを含めて他の潜在的な収入源を探している。情報筋は、トニー・ティシェイラへのチーム売却が選択肢のひとつであることを明らかにした。
トニー・ティシェイラがF1への参入を望んでいることは周知の事実であり、2009年序盤にはホンダの買収候補として名前が挙げられていた。昨年2月にティシェイラは以下のように語っていた。「私は、ここ2週間でホンダと交渉しているうちの一人だ。我々はスパイカーと交渉していたが、ビジェイ(マリヤ)に譲った。我々は11月にトロ・ロッソへ行ったが、全てのチームが『カスタマーカーは無し』と言っていたので、手を引かなければならなかった」「今、私は完全に異なる状況にいる。私は独自のマシンを作り、独自のシャシーを設計している。独自のファクトリーも持っている。雇われ代表ではない。今ではシャシーを作ることもできるし、フェラーリエンジンで走らせることができる。今は他のみんなと同じだ」ただし、A1GP自体が存続の危機に立たされており、トニー・ティシェイラの財政面の不安もあるのは確かだ。カンポスのF1マシンはダラーラが仕上げを行っており、チームは、たとえ最初のバレンシアテストではないとしても、2月中に初走行を行うことを望んでいる。カンポスはブルーノ・セナとの契約を発表しているが、2人目のドライバーはまだ交渉中としている。
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