セバスチャン・ブエミは、2009年のトロ・ロッソのチームメイトとしてジェンソン・バトンを希望している。トロ・ロッソはまだ来季のドライバーラインアップを正式決定していないが、セバスチャン・ブエミは、残りの契約作業が単に形式的な手続きのみであることを認めている。「2009年に向け、強いチームメイトを望んでいる。全ての中でベストなのはバトンだろう」とブエミは語る。
ジェンソン・バトンは、所属チームであるホンダがF1を撤退したことにより、現在、F1残留にむけての選択肢を模索している。しかしセバスチャン・ブエミは、バトンのトロ・ロッソ加入は可能性が低いことを認めている。F1のコスト削減の動きにより、ホンダ・レーシングF1チームは売却先を見つける見込みが強い。セバスチャン・ブエミが2009年のシートを獲得することは確実とされており、残りのシートをセバスチャン・ブルデーと佐藤琢磨が争っている。月曜日にレッドブル・レーシングのヘレステストに参加したセバスチャン・ブエミは、先週、彼がトロ・ロッソで最も速いドライバーであったと語る。「以前のバルセロナテストでは、経験あるドライバーから0.3秒遅れていた。でも、ヘレスではブルデーと佐藤を抑えた」「火曜日と水曜日は、僕にとって良い比較対象であるベッテルが来る。3ヶ月前は彼の方が0.2秒良かったけど、今の僕はより経験を積んでいるから、前よりは良くなっていると思う」2009年のトロロッソの2009年マシンSTR4は、設計はレッドブルテクノロジーで行われるが、製造はファエンツァで行われるため、準備が出来るのは2月の終わりになる見込みだ。