フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)が2025年F1カタールGPのスプリント予選で今季最高位となる4番手を獲得した。マクラーレン勢とジョージ・ラッセル(メルセデス)に続く2列目スタートを確保し、同僚ランス・ストロールを大きく上回る結果となった。現役最年長の44歳、F1参戦23年目、423戦出走という圧倒的キャリアを誇るアロンソは、年齢ゆえの弱点と莫大な経験がもたらす強みを冷静に語りつつ、チームの低迷期でも揺るがないモチベーションの源を明かした。
「44歳・24年の経験は“利点と欠点”がある」アロンソは予選後、年齢による影響と経験の価値について率直に語った。「うん、まあ、24年の経験、44歳というのは、いくつか不利な点がある。時差ボケや移動でちょっと疲れやすい。でも、コースも知っているし、タイヤも知っている、クルマも知っている。金曜のうちにすべてチェックできるんだ」「それに、土曜にはパルクフェルメを開けられる。少しだけどクルマを調整できるし、みんながサーキットをつかむようになる。でもまあ、ひとつずつだ。まず明日のスプリント、それから日曜の予選へ進みたい」低迷するアストンマーティンでも揺るがない意欲アロンソのモチベーションの高さは、現在のアストンマーティンの状況を踏まえると際立つ。チームは2025年コンストラクターズ選手権で8番手、表彰台は2023年シーズンを最後に遠ざかっている。それでもアロンソは、2026年に控える大規模レギュレーション変更を前向きに捉えている。「2022年の冬、アストンマーティンに加入したとき、チームが良い方向へ進んでいると分かっていて、2023年はいいシーズンになると思っていた。あのときはワクワクしていた」「今回は規則が大きく変わる。どんなレギュレーションになるのか、どのチームが良いスタートを切るのか、分からないことが多い。でも、ワクワクしているのは確かだ」また、現在の戦いについても冷静に語る。「今年は厳しい。大きな成果を狙える状況ではない。でも残り2戦をできる限り良い形で終えたい。コンストラクターズでは5〜7点差の中に数チームがいる。カタールで2回、アブダビで1回、計3回ポイントを取れるチャンスがある。ライバルを上回りたい」スプリントでの好結果がチームにもたらす意味今回の4番手スタートは、アストンマーティンが7位ハースを逆転するうえで重要な材料になる。両者の差はわずか1ポイント。さらに後方のザウバーも4点差で迫っており、アロンソの位置取りはコンストラクターズ争いにおいて非常に大きい。アロンソは「まずはスプリントでしっかり戦う」と強調しており、アストンマーティンが苦しいシーズン終盤に希望をつなぐ1日となった。