AFコルセは、トニ・バイランダーを2013年のWECドライバーに起用することを発表。小林可夢偉を含めた今季WEC(世界耐久選手権)に参戦する4名のドライバーが確定した。今月、スクーデリア・フェラーリは、小林可夢偉と契約し、可夢偉がAFコルセからWEC世界耐久選手権のGTEプロクラスに参戦することを発表していたが、AFコルセの4人目のドライバーは決定していなかった。
AFコルセは、ジャンカルロ・フィジケラ、ジャンマリア・ブルーニ、小林可夢偉、そしてトニ・バイランダーで2013年のFIA 世界耐久選手権を戦う。昨年トニ・バイランダーは、AFコルセから主にGT1世界選手権に出場。加えて、ル・マン、セブリング、バーレーンでWECに参戦していた。「長い間、フェラーリとAFと過ごしているので、彼らが僕のためにベストなプログラムを見つけてくれることは常にわかっている」とトニ・バイランダーはコメント。「昨年3レースしているのでそれほど違和感を感じていないけど、世界選手権に集中できることになったのはいいことだ」先月、AFコルセは、スペインのモーターランド・アラゴンでテストを実施。そこでは、小林可夢偉を筆頭に元F1ドライバーのカルン・チャンドックや元GP2ドライバーのルカ・フィリッピなどを走らせていた。AFコルセは、今年のWECのドライバーラインナップを確定させたが、まだジャンカルロ・フィジケラ、ジャンマリア・ブルーニ、小林可夢偉、トニ・バイランダーが2台のフェラーリ 458イタリアでどのようなペアを組むかは決定していない。AFコルセのチーム代表アマト・フェラーリは「ドライバーをどのように割り振るかについては決定していない。今週末に決定する予定だ」とコメントしている。関連:小林可夢偉、フェラーリからWECへの参戦が決定