角田裕毅 レーシングブルズF1代役3戦で浮き彫りになったローソンとの差
角田裕毅は、レーシングブルズで代役を務めたF1直近3戦を終え、再びリザーブドライバーとして待機することになった。その3戦のデータをリアム・ローソンと比較すると、特に予選で大きな差が表れている。
負傷により3戦を欠場していたアイザック・ハジャーは、今週末のF1アゼルバイジャンGPで復帰することが決定。レッドブル・レーシングで代役を務めていたローソンはレーシングブルズへ戻り、角田裕毅は再びサイドラインに回る。
角田裕毅は3戦で1ポイント
角田裕毅はザントフォールト、モンツァ、マドリードの3戦でレーシングブルズをドライブし、獲得したポイントはモンツァでの10位による1ポイントだった。
ザントフォールトでは11位とポイント獲得まであと一歩だったが、最終ポイント圏を争うなかでのコースオフが響いた。
マドリードでは1周目にカルロス・サインツJr.と接触してマシンにダメージを負い、最終的に14位でフィニッシュした。
この3戦における角田裕毅の平均決勝順位は11.7位。一方、ローソンがレーシングブルズで記録している平均決勝順位は8.4位となっている。
ただし、決勝ペースを単純に比較することは難しい。ザントフォールトではチームメイトのアービッド・リンドブラッドがドライブスルーペナルティを受け、マドリードでは角田裕毅が接触によるダメージで1周あたり約0.5秒を失っていたとされるためだ。
比較材料として比較的条件が整っていたのはモンツァで、角田裕毅はチームメイトから13秒遅れてフィニッシュした。

予選では平均0.593秒差
予選での比較について、F1 Oversteerはザントフォールトのスプリント予選を含む比較可能な4セッションを集計。サンプル数は少ないものの、リンドブラッドが角田裕毅を平均0.593秒上回ったとしている。
一方、同メディアの集計では、ローソンとリンドブラッドがレーシングブルズでチームメイトとして戦った最初の11戦で、ローソンが平均0.104秒リードしている。
つまりリンドブラッドを基準にすると、角田裕毅とローソンの予選パフォーマンスには約0.7秒の開きが生じていた計算になる。
もちろん、角田裕毅には2026年型マシンでの経験がほとんどなかったという事情がある。シーズンを通してレーシングブルズのマシンを走らせてきたドライバーと同じ条件ではなく、短期間でマシンへの適応を求められた。
それでも、100戦以上のF1経験を持つ角田裕毅としては、ルーキーのリンドブラッドに対してもう少し接近したパフォーマンスが期待されていたという見方もある。
平均予選順位でも角田裕毅は13.75位に対し、ローソンは11.1位となっている。
ローソンがバクーでレーシングブルズ復帰
ハジャーの復帰に伴い、ローソンはF1アゼルバイジャンGPからレーシングブルズに復帰する。
レーシングブルズにとっては、コンストラクターズ選手権5位を巡るアルピーヌとの争いも重要な局面を迎えている。ドライバーラインアップを入れ替えていた直近3戦では、アルピーヌに15対7とポイント獲得数で上回られた。
角田裕毅は再びリザーブの立場に戻ることになる。レーシングブルズでの3戦はマシン経験やダメージといった不利な要素もあったが、F1 Oversteerの集計では、予選でリンドブラッドを基準としたローソンとの差が数字に表れる結果となった。











