角田裕毅(レッドブル・レーシング)はF1イタリアGP予選で目標としていたQ3進出を果たし、最終的に10番手のタイムを記録した。ルイス・ハミルトン(フェラーリ)のグリッド降格ペナルティにより、決勝は9番グリッドからスタートすることになる。前戦オランダGPでポイントを獲得した流れを受け、角田は着実な進歩を感じていると語った。
「Q3に進出することは、まさに今日達成したかったことで、その意味で僕たちがレースごとに進歩を遂げているのを実感しています。先週のザントフォールトではポイントを獲得できましたし、それが今回にもつながっていると思います」と角田裕毅はコメント。ただし、Q3では先頭でコースに出ざるを得ず、理想的なアタック環境とはならなかった点を悔やんだ。「残念だったのは、Q3で最初にコースに出て集団の先頭を走らなければならなかったことです。モンツァは伝統的にスリップストリームが必要なサーキットなので不利でした。とはいえ、全体として今週末のチームを祝福したいですし、マックスがポールポジションを獲得したことを心から称えたいです。簡単な週末ではありませんでしたが、ガレージの全員が示した適応力の強さを感じました」さらに、チームメイトとの差も前向きに捉えている。「Q3では一貫性を示せたと思いますし、マックスとコンマ1秒差しかなかったのはポジティブなことです。スパで投入したアップグレード以来、前進はしているものの、バランスはいまだに少し乱れていると感じています。明日は簡単ではないでしょうし、僕たちの1周の速さは美しいものではありませんでしたが、それでも自信を持っています」