セバスチャン・ベッテル F1復帰に含み「将来的な役割には常にオープン」
F1で4度のワールドチャンピオンに輝いたセバスチャン・ベッテルは、将来的に何らかの役割でF1パドックに戻る可能性について「常にオープン」だと語った。一方で、現時点では復帰に向けて積極的に動いているわけではないという。
ベッテルは2022年シーズン限りでF1から引退。アストンマーティンでの最後の2シーズンを終え、長年にわたるF1キャリアに終止符を打った。
現在は家族との時間を大切にしながら生活しているが、F1の動向には今も強い関心を持っている。
F1復帰を積極的に模索しているわけではない
セバスチャン・ベッテルは、トロロッソ、レッドブル・レーシング、フェラーリ、アストンマーティンでF1を戦い、2010年から2013年まで4年連続でドライバーズタイトルを獲得した。
引退後はF1への直接的な関与をほとんど持たず、比較的静かな生活を送ってきた。
BBC 5Liveのインタビューで、ベッテルは将来的にF1パドックへ戻ることには前向きだとしながらも、現在は具体的なポジションを探しているわけではないと説明した。
「もちろん、今ある時間を楽しんでいるよ」
「家族と一緒に過ごせるこの状況は、とても恵まれていることだと思う。それに、自宅では小さな農場もやっているから、その世話もしている」
「今でもこのスポーツにはかなり関わっている。もちろん、現時点で積極的な役割を担っているわけではないけど、何が起きているのかはしっかり追っているし、このスポーツの将来についても気にかけている」
ベッテルが特に関心を寄せているのが、F1が掲げる2030年のネットゼロ目標や、今後のレギュレーションの方向性だ。
「特に2030年に向けた取り組みや、新しいレギュレーション、それによって何が変わる可能性があるのかということだね」
「将来的な役割という意味では、これからどんな話が出てくるのかについて、僕は常にオープンだ。でも、積極的にそれを追い求めているわけではない」
「チームや個人と話をして、あちこちに履歴書を配っているわけでもない。でも、外から大きな喜びと楽しみを持って見守っているよ」

サステナビリティとF1の将来に強い関心
現役時代の終盤、ベッテルは環境問題やサステナビリティについて積極的に発言していた。引退後も、その関心が薄れたわけではないという。
「もちろん、現役最後の数年間に僕の頭の中にあったテーマは、今でも強く残っている」
「サステナビリティや将来についてのテーマだ。それは僕自身だけではなく、僕の子どもたち、そして僕たち全員にとっての将来であり、このスポーツの未来でもある」
「そこで話がひとつにつながる。これまで僕が取り組んできたプロジェクトには、サーキットで目に見えるものもあれば、それほど目立たないものもある。次に何ができるのか、自分が持っているアイデアについて今もかなり考えているよ」
引退後にはル・マン参戦の可能性も浮上
ベッテルはF1引退後、モータースポーツへの本格復帰が取り沙汰されたこともある。
2024年にはポルシェのハイパーカーをテストし、ル・マン24時間レースへの参戦候補として名前が挙がった。しかし、実際にレース参戦が実現することはなかった。
一方、最近ではF1イタリアGPでミハエル・シューマッハが2002年にドライブしたフェラーリのF1マシンを走らせ、デモンストレーションランを披露。久々にF1マシンをドライブする姿をファンの前で見せた。
現在38歳のベッテルは、具体的なF1復帰交渉を行っていることは否定している。それでもF1の将来やサステナビリティへの関心を持ち続けており、適切な機会が訪れれば、ドライバーとは異なる立場で再びF1パドックに姿を見せる可能性を排除していない。





