ザウバーのチーム代表モニーシャ・カルテンボーンは、新しい投資家を獲得した今、2017年にF1でペースを取り戻させかった場合に言い訳はできないと考えている。ザウバーは、クルマの開発を妨げるだけなく、F1での存続をも苦しめた財政難によって最も厳しいシーズンに耐えてきた。
しかし、先月、ロングボウ・ファイナンス(Longbow Finance)への株式売却が成立し、2017年への準備を加速させつつ、開発物を生産に入れられるようになった。「我々の焦点は通常業務に戻ることです」とモニーシャ・カルテンボーンはコメント。ザウバーは今シーズンまだポイントを獲得していない。「我々は翌日どのように生き残るかではなく、長期的に考えて、クルマから最大限に引き出すことに集中していく必要があります」「来年うまくいかない理由はありません」「来年トップにいたいと言っているわけではありません。ですが、我々は自分たちに何ができるかを知っています」「我々にはそのためのインフラがありますし、人材がいます。そのような野心を持ってはいけない理由はありませんよね?」モニーシャ・カルテンボーンは、ザウバーがマーク・スミスの辞職によって空席となったテクニカルディレクターの役割を埋まることを含めた構造改革に取り組んでいると付け加えた。「我々はテクニカルディレクターを戻したいです。人々もそれを望んでいます。ですが、適切な人物を見つけるのは簡単ではありません」テクニカルディレクターのポジションは、他の開発責任者との間で分けられていたが、モニーシャ・カルテンボーンはそれが理想的ではなかったと認める。「グループから最大限の効率を引き出せなかったので影響が出ましたが、それが我々が働かなければならない方法であるなら、そうしなかった方がもっと良かったかもしれないと言っても無意味です」「我々はそれを最大限に生かさなければなりませんでした。ですが、そうですね、テクニカルディレクターを引き入れることができれば、より効率的になっていくでしょう」モニーシャ・カルテンボーンは、ティム・マリオンがわずか3ヵ月で退職したトラックエンジニアリング責任者のポジションも“満たしたいもうひとつの役割”だと述べた。「我々には検討する必要のあるエリアがいくつかあります。戦略的に必要であるエリアはどこであっても、採用していきます。追加と入れ替えが重要です」「今後、我々にはまたチャンスがありますし、それを最大限い活用するためにオープンでいなければなりません。それには変化も含まれます」
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