F1バーレーンGP FP2詳報:ルクレール首位 ハジャー0.099秒差 フェルスタッペンはソフト未使用
2026年F1バーレーンGP in マレーシアのフリー走行2回目が10月2日(金)、セパン・インターナショナル・サーキットで行われ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が1分37秒528でトップタイムを記録した。2番手にはわずか0.099秒差でアイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)、3番手には0.137秒差でランド・ノリス(マクラーレン)が続いた。
FP1で最速だったマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、ソフトタイヤを一度も使用せず、ミディアムで記録したタイムだけで0.257秒差の4番手。各チームが雨を警戒して早めに予選シミュレーションを行うなか、フェルスタッペンは異なるプログラムで決勝を見据えた走行を重ねた。
降雨確率90% 各車が一斉にコースへ
FP1はドライかつ晴天のコンディションで行われたが、FP2を前にセパン上空には暗い雲が広がった。セッション中の降雨確率は90%とされ、現地時間16時にピットレーン出口が開くと、22台すべてが早々にコースへ向かった。
多くのドライバーがミディアムを選択する一方、マクラーレンのノリスとオスカー・ピアストリ、キャデラックのバルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレス、アルピーヌのピエール・ガスリーはソフトで走行を開始した。
FP1に続いて序盤から速さを見せたのはフェルスタッペンだった。1分37秒785をマークし、ジョージ・ラッセル(メルセデス)に0.235秒差をつけてトップに立った。ハジャーはRB22のオシレーションを報告し、フェルスタッペンもシートポジションの違和感を訴える場面があった。
雨を警戒して早めのソフトタイヤ投入
開始から約15分が経過すると、雨が到達する可能性を考慮して各チームが通常より早いタイミングでソフトタイヤを投入。メルセデスのラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリをはじめ、多くのドライバーが予選シミュレーションに入った。
ただし、メルセデス勢はともに最終コーナーでアタックをまとめ切れなかった。ラッセルは最終セクターでアタックを中断。アントネッリは最終コーナーでコースを外れ、ラップタイムを抹消された。ミディアムではラッセルが2番手、アントネッリが4番手につけていただけに、最終的な7、8番手という順位だけでは実力を判断しにくいセッションとなった。
ルクレールが1分37秒528でトップ浮上
セッション中盤、ルクレールがソフトタイヤで1分37秒528を記録してトップに浮上。当初はノリスに0.137秒差をつけていたが、その後ハジャーがアタックをまとめ、ルクレールからわずか0.099秒差の2番手に割って入った。
フェラーリはルクレールが首位に立っただけでなく、ルイス・ハミルトンも5番手につけた。マクラーレンもFP1から大きく順位を上げ、ノリスが3番手、ピアストリが6番手となった。
一方、ハミルトンとガブリエル・ボルトレト(アウディ)の間ではヒヤリとする場面もあった。アタック中のボルトレトがレーシングライン上を低速走行していたハミルトンに遭遇して回避行動を取り、この一件はスチュワードの審議対象となった。ハミルトンは無線で右側のミラーから十分に後方を確認できなかったと報告している。
フェルスタッペンはソフトを使わずロングラン
雨雲は最終的にサーキットを外れ、セッション後半になると各チームは燃料を積んだロングランへとプログラムを移行した。
そのなかでもフェルスタッペンは他の上位勢とは異なるプログラムを選択。使用済みのミディアムで周回を続け、決勝に向けたデータ収集に集中した。結局、最後までソフトタイヤを装着せず、ミディアムで記録した1分37秒785のまま4番手でFP2を終えた。
ソフトを使用した上位3人との単純比較はできず、フェルスタッペンが予選仕様でどこまでタイムを縮められるかは土曜日に持ち越された。
ボルトレトとリンドブラッドがコース上でバトル
ロングランでは、ボルトレトとアービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)が数周にわたって実戦さながらのバトルを展開した。
ボルトレトはターン15でイン側から仕掛けたものの、リンドブラッドがポジションを維持。その前にはボルトレトがオーバーテイクを試みた際にコースを外れ、高速で縁石と芝生を通過しており、チームにフロアの状態を確認するよう求めていた。
残り2分でボルトレトがストップ VSC導入
セッション終了まで残り約2分となったところで、ボルトレトのアウディがコース脇にストップ。イエローフラッグに続いてVSC(バーチャル・セーフティカー)が導入され、事実上タイムアタックは終了となった。
ボルトレトの無線ではギアボックスの問題が示唆されたが、ステアリングホイールの表示も消えており、油圧またはドライブ系のトラブルだった可能性もある。アウディによる詳細な確認を待つことになる。
ルクレール首位 ハジャー0.099秒差
最終的にルクレールの1分37秒528がFP2最速タイムとなり、ハジャーが0.099秒差の2番手、ノリスが0.137秒差の3番手。ソフトを使用しなかったフェルスタッペンが4番手、ハミルトンが5番手、ピアストリが6番手に続いた。
7番手ラッセル、8番手アントネッリ、9番手リアム・ローソン(レーシングブルズ)、10番手ガスリーまでがトップ10。アストンマーティン・ホンダ勢はフェルナンド・アロンソがトップから1.950秒差の15番手、ランス・ストロールが2.622秒差の18番手となった。
FP1ではレッドブル・レーシング、FP2ではフェラーリがトップタイムを記録した一方、フェルスタッペンがソフトを使用していないことや、メルセデス勢がアタックをまとめ切れていないことから、金曜日のタイムシートだけでは勢力図を読み切れない状況となった。
F1バーレーンGP in マレーシアは10月3日(土)にフリー走行3回目と予選が行われる。

F1バーレーンGP in マレーシア FP2 結果
1. シャルル・ルクレール(フェラーリ) 1分37秒528
2. アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング) +0.099秒
3. ランド・ノリス(マクラーレン) +0.137秒
4. マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング) +0.257秒
5. ルイス・ハミルトン(フェラーリ) +0.305秒
6. オスカー・ピアストリ(マクラーレン) +0.371秒
7. ジョージ・ラッセル(メルセデス) +0.492秒
8. アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) +0.532秒
9. リアム・ローソン(レーシングブルズ) +0.968秒
10. ピエール・ガスリー(アルピーヌ) +1.060秒
11. アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ) +1.352秒
12. ガブリエル・ボルトレト(アウディ) +1.523秒
13. ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ) +1.581秒
14. エステバン・オコン(ハース) +1.833秒
15. フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) +1.950秒
16. オリバー・ベアマン(ハース) +2.178秒
17. カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ) +2.402秒
18. ランス・ストロール(アストンマーティン) +2.622秒
19. バルテリ・ボッタス(キャデラック) +2.658秒
20. アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) +2.693秒
21. セルジオ・ペレス(キャデラック) +3.410秒
22. フランコ・コラピント(アルピーヌ) +5.863秒











