ピエール・ガスリー コラピントとのF1同士討ちを水に流す「謝罪に来た。もう終わったこと」
ピエール・ガスリーは、F1アゼルバイジャンGPでチームメイトのフランコ・コラピントと接触した一件について、両者の間ですでに話し合いを済ませたことを明らかにした。コラピントから直接謝罪を受けたとし、「もう終わったこと」として前を向いている。
バクーではセーフティカー明けのリスタートでコラピントがブレーキングでロックアップし、ガスリーのマシンに接触。その勢いでガスリーはランド・ノリスのマクラーレンにも接触し、3台がそろってリタイアする結果となった。アルピーヌF1にとってコンストラクターズ選手権5位争いのなかで大きな痛手となったが、ガスリーはF1バーレーンGPが開催されるマレーシアで、この問題を引きずるつもりはないと強調した。
「すべてクリア」ガスリーはコラピントの謝罪を受け入れ
コラピントはレース後すぐに自身のミスを認めて謝罪した一方、アルピーヌのエグゼクティブアドバイザーを務めるフラビオ・ブリアトーレは、「どのような対応を取るべきか」を検討すると発言していた。
また、コラピントにはスチュワードから5グリッド降格のペナルティが科され、今週末のF1バーレーンGPで適用される。
しかしガスリーによれば、チーム内ではすでに話し合いが行われ、両ドライバーの間に問題は残っていないという。
「すべてクリアだ。問題ないと思う。不運なミスだったし、その代償は大きかったけど、もう大丈夫だ」
「僕たちは何をしなければならないか分かっているし、目標もすごく明確だ。チームズ選手権に集中して、チームとしてできる限りうまく仕事をすることだ。残りのレースはそれほど多くないけど、僕たちはまだ5位争いのなかにいる」
アルピーヌは現在、レーシングブルズとのコンストラクターズ選手権5位争いを続けている。バクーではアービッド・リンドブラッドが7位に入り、両チームの差は15ポイントとなった。
ガスリーは、現在のアルピーヌにはポイントを争えるだけのマシンとペースがあると考えている。
「今はいいマシンがあるし、ペースも強いと思う。これから数週間で訪れるチャンスを最大限に生かさなければならない」
「前を向くしかない」同士討ちからチーム再結束へ
バクーでの事故直後にはガスリーも強い失望を抱えていたが、時間を置いたことで状況を冷静に受け止められるようになったという。
「その瞬間はアドレナリンがすごく出ているし、感情も高ぶっている。フラストレーションもあるし、失望もある。チームとして僕たちにとって大きな打撃だった」
「でも、前に進む唯一の方法は、もう一度みんなでまとまって、チームとしてもっと強くなることだ」
ガスリーは、今季のコンストラクターズ選手権だけでなく、来季を見据えてもコラピントと協力していく必要があると語った。
「5位で終えるためにはお互いが必要だし、来年もお互いが必要になる。だから前を向かなければならない」
「彼は謝罪に来た。不運なミスだった」
そして、事故そのものについてもコラピントに悪意があったわけではないと受け止めている。
「一度あのラインを越えてブレーキが遅れてしまえば、もうコントロールできない。たまたま彼がぶつかった相手が僕だったというだけで、不運だった」
「もう終わったことだ。何日か寝て考えたし、今はマレーシアにいる。これからを楽しみにしている」

コラピント「こういう瞬間が僕たちを強くする」
一方のコラピントも、チーム内部で必要な話し合いを済ませ、すでに気持ちをF1バーレーンGPへ切り替えていると説明した。
「すべて内部で対処したし、全部うまくいっている。ポジティブだ。もうこのレースを楽しみにしている」
「いい話し合いができたし、難しい瞬間は僕たちを強くすると思う。ここではいい週末にして、前に進めることを願っている」
コラピントは、今回の出来事を単に過去のものにするだけではなく、同じことを繰り返さないための教訓にすることが重要だと語った。
「話すべきことについて話した。特にこういう瞬間の後にチームをもっと強くすることが僕たちの目標だと思う」
「うまくいっているときでも、難しい状況にあるときでも、みんなでまとまって、将来に向けて何を改善すべきなのか、同じことが二度と起きないために何をすべきなのかを理解することが大切だ」
「こういう瞬間が僕たちを強くすると思う。これから物事が僕たちにとっていい方向に進んで、すぐに状況を好転させられることを願っている」
バクーでの同士討ちはアルピーヌにとって大きな代償となったが、ガスリーとコラピントはその一件に区切りをつけた。残る焦点は、レーシングブルズとの15ポイント差を縮め、コンストラクターズ選手権5位をつかめるかどうかだ。











