パスカル・ウェーレイン フォーミュラE王座獲得 通算2度目の戴冠

最終戦の勝利はテイラー・バーナードが手にした。一方、ポルシェのウェーレインは厳しいレースを強いられながらも、タイトルを争っていたジェイク・デニスとミッチ・エバンスが逆転に必要な結果を残せず、2023-24年シーズン以来となる王座が確定した。
ウェーレインがフォーミュラE史上2人目の複数回王者
ウェーレインは今回の戴冠によって、ジャン=エリック・ベルニュに続き、フォーミュラEで複数回のドライバーズタイトルを獲得した史上2人目のドライバーとなった。
最初のタイトルも2023-24年シーズンのロンドンで決めており、2度の王座はいずれも英国で開催されたシーズン最終大会で確定したことになる。
ただし、今回のロンドン大会を迎えた時点でウェーレインはランキング首位ではなかった。チャンピオンシップでは3位につけ、首位ジェイク・デニスとは5ポイント差、2位ミッチ・エバンスとは3ポイント差。タイトル争いでは追う立場だった。
土曜日の勝利で一気にランキング首位へ
流れを大きく変えたのが、土曜日に行われた第1レースだった。
ウェーレインはポールポジションからスタートし、ポルシェのチームオーダーにも助けられる形で勝利。重要な最終大会で最大限のポイントを獲得し、デニスを逆転してランキング首位に浮上した。
この結果、ウェーレインはデニスに5ポイントのリードを築き、エバンスとの差は21ポイントまで拡大。タイトル争いの主導権を一気に握った。
シーズンを通して積み重ねてきたポイントに加え、最も重要な局面で勝利を挙げたことが、最終的に王座を決定づける大きな一手となった。
予選3番手でタイトル獲得へ大きく前進
日曜日の最終戦でも、ウェーレインに有利な状況が続いた。
予選ではマヒンドラ勢が速さを見せ、ニック・デ・フリースがポールポジションを獲得。チームメイトのエドアルド・モルタラが2番手に続いたが、ウェーレインも3番手を確保した。
さらにポルシェのチームメイトであるニコ・ミュラーが4番手につけ、タイトル争いのライバルであるエバンスは5番手。一方、デニスは16番手に沈んだ。
この時点でウェーレインがタイトルを逃すためには、複数の条件が重なる必要があり、チャンピオン争いは圧倒的にウェーレイン有利となった。
最終戦はノーポイントでも王座を守る
決勝ではウェーレイン自身にとって思い通りの展開とはならず、最終的にポイント圏外でフィニッシュした。
しかし、シーズン最終戦で重要だったのは単純なレース順位ではなく、タイトルを争うライバルとのポイント関係だった。デニスとエバンスもウェーレインを逆転するために必要な結果を残すことができず、ポルシェのドライバーがランキング首位を守った。
最終戦の優勝はバーナードが獲得。波乱の展開となったロンドンE-Prixを制したが、チャンピオンシップの主役となったのはウェーレインだった。
ランキング3位でロンドン入りしながら、土曜日の勝利で首位へ浮上し、日曜日はノーポイントでもリードを守り切ったウェーレイン。最終局面で確実に結果を積み重ね、フォーミュラE史上わずか2人目となる2度の世界王者という実績を手にした。
WORLD CHAMPION! TWICE!!
— Porsche Formula E Team (@PorscheFormulaE) August 16, 2026
Pascal does it again – FIA Formula E World Champion for the second time! Huge congrats!
And what a farewell: th World Championship title for the Porsche 99X Electric in its final racepic.twitter.com/pMSUim38Vc
カテゴリー: F1 / パスカル・ウェーレイン / フォーミュラE
