MotoGPイギリスGP:ホルヘ・マルティンがレコードでPP 小椋藍3番手

マルティンは1分56秒160を記録。ラウル・フェルナンデス(トラックハウス・アプリリア)がわずか0.021秒差の2番手に続き、小椋藍(トラックハウス・アプリリア)が3番手に入り、アプリリア勢がフロントロウを独占した。
マルティンが最終アタックで逆転 コースレコード更新
金曜日にはファクトリー・アプリリアのマルコ・ベッツェッキがコースレコードを更新し、シルバーストンでのアプリリア勢の速さを印象づけていた。
しかし、その記録は土曜日の予選Q2でさらに塗り替えられた。
15分間のQ2はアレックス・マルケス(グレシーニ・ドゥカティ)が1分56秒868で最初の基準タイムを記録。その後、マルク・マルケス(ドゥカティ)がターン2で危うい場面を切り抜けながら1分56秒527をマークし、トップに浮上した。
残り3分になるとベッツェッキが1分56秒456までタイムを縮めたが、ラウル・フェルナンデスが1分56秒181を叩き出してコースレコードを更新。初のポールポジション獲得に大きく近づいた。
その直後には小椋藍も好タイムを記録して上位につけたが、最後にマルティンがすべてを上回った。最終アタックで1分56秒160を記録し、フェルナンデスを0.021秒差で逆転。今季2度目、MotoGP通算22回目のポールポジションを獲得した。
小椋藍が3番手 アプリリアがフロントロウ独占
小椋藍もトラックハウス・アプリリアのRS-GPで速さを発揮し、トップから0.189秒差の3番手を獲得。マルティン、フェルナンデス、小椋藍というアプリリア勢によるトップ3独占が実現した。
シルバーストンでは金曜日からアプリリア勢が高い競争力を示しており、予選でもその勢力図は変わらなかった。ファクトリーとサテライトを合わせた3台がフロントロウを占め、イギリスGPでのアプリリアの強さを改めて証明する結果となった。
マルティンは直近の数戦で苦戦していたものの、シーズン序盤に使用していたセットアップへ戻したことでRS-GPへの自信を取り戻しており、その手応えをポールポジションという結果につなげた。
ポイントランキングではマルティンが小椋藍を14ポイントリードしており、タイトル争いの上でも重要なポールポジションとなった。
ドゥカティ最上位はディ・ジャンアントニオ マルケス6番手
ドゥカティ勢の最上位はファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46)の4番手で、トップとの差は0.255秒。負傷を抱えながら走行しているベッツェッキが5番手に入り、マルク・マルケスは6番手にとどまった。
マルク・マルケスはQ2序盤、ファーム・カーブで大きく足を出す危うい場面がありながらも、その後は弟アレックス・マルケスを上回って暫定トップに立った。しかし、終盤のアタックではマルティンやフェルナンデスのタイムを脅かすペースを最後までまとめ切れず、2列目最後尾からスタートすることになった。
事前に有力候補のひとりと見られていたアレックス・マルケスは7番手。Q1から勝ち上がったフランコ・モルビデリ(VR46)が8番手に続いた。
KTM勢ではペドロ・アコスタが最上位の9番手。グレシーニで代役参戦しているイケル・レクオナはQ1を突破して10番手に入り、存在感を示した。
ジャック・ミラー(プラマック・ヤマハ)が11番手、ジョアン・ミル(ホンダ)が12番手でQ2を終えた。
バニャイアは今季ワースト16番手
Q1ではモルビデリとレクオナがQ2進出枠を獲得した一方、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)はわずか0.050秒届かず13番手となった。
ディオゴ・モレイラ(LCRホンダ)が14番手、ルカ・マリーニ(ホンダ)が15番手。フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ)は1分57秒891にとどまり、今季ワーストとなる16番手に沈んだ。
バニャイアはドゥカティ勢で唯一Q2進出を逃しており、苦戦が続くシルバーストンでスプリントと決勝に向けて大きな課題を残した。
17番手はアレックス・リンス(ヤマハ)、18番手はブラッド・ビンダー(KTM)、19番手はエネア・バスティアニーニ(KTMテック3)。カル・クラッチロー(LCRホンダ)が20番手、ポル・エスパルガロ(KTMテック3)が21番手となった。
22番手はトプラク・ラズガットリオグル(プラマック・ヤマハ)、23番手はアウグスト・フェルナンデス(ヤマハ・ファクトリー・レーシング)となった。

2026年MotoGP第12戦イギリスGP 予選結果
1番手 ホルヘ・マルティン(アプリリア) 1分56秒160
2番手 ラウル・フェルナンデス(トラックハウス・アプリリア) +0.021秒
3番手 小椋藍(トラックハウス・アプリリア) +0.189秒
4番手 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46ドゥカティ) +0.255秒
5番手 マルコ・ベッツェッキ(アプリリア) +0.296秒
6番手 マルク・マルケス(ドゥカティ) +0.367秒
7番手 アレックス・マルケス(グレシーニ・ドゥカティ) +0.379秒
8番手 フランコ・モルビデリ(VR46ドゥカティ) +0.729秒
9番手 ペドロ・アコスタ(KTM) +0.772秒
10番手 イケル・レクオナ(グレシーニ・ドゥカティ) +1.162秒
11番手 ジャック・ミラー(プラマック・ヤマハ) +1.334秒
12番手 ジョアン・ミル(ホンダ) +1.883秒
13番手 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ) 1分57秒433
14番手 ディオゴ・モレイラ(LCRホンダ) 1分57秒596
15番手 ルカ・マリーニ(ホンダ) 1分57秒877
16番手 フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ) 1分57秒891
17番手 アレックス・リンス(ヤマハ) 1分57秒940
18番手 ブラッド・ビンダー(KTM) 1分58秒081
19番手 エネア・バスティアニーニ(KTMテック3) 1分58秒120
20番手 カル・クラッチロー(LCRホンダ) 1分58秒140
21番手 ポル・エスパルガロ(KTMテック3) 1分58秒414
22番手 トプラク・ラズガットリオグル(プラマック・ヤマハ) 1分58秒590
23番手 アウグスト・フェルナンデス(ヤマハ・ファクトリー・レーシング) 1分58秒842
ポイントリーダーのマルティンがレコード更新のポールポジションを獲得し、フェルナンデスと小椋藍が続いてアプリリア勢がトップ3を独占したイギリスGP予選。一方、王者マルク・マルケスは6番手、バニャイアは16番手に沈み、シルバーストンで明暗が大きく分かれる結果となった。
カテゴリー: F1 / MotoGP
