メルセデスGP (Mercedes Grand Prix)
メルセデスGPは、メルセデス・ベンツがブラウンGPを買収した設立したF1チーム。

メルセデス・ベンツは、ブラウンGPの株式75.1%を買収。「メルセデス・グランプリ(Mercedes Grand Prix)」として2010年から参戦することを発表した。

メルセデスGPは、ロス・ブラウンが引き続きチーム代表を務め、メルセデス・ベンツ・モータースポーツのノルベルト・ハウグもマネジメントに参画する。

チームの株式は、メルセデス・ベンツの親会社であるダイムラーAGが45.1%、投資会社アーバル・インベストメンツが30%を保有する。

メルセデスGPの国籍はドイツとなるが、ファクトリーは、イギリス・ブラックリーにあるブラウンGPのファクトリーで運営される。この施設は、もともとホンダF1チームのファクトリーであり、ホンダが巨額の資金を投入して揃えた最新鋭の設備を有する。

エンジンは、メルセデス・ベンツのエンジン部門であるメルセデス・ベンツ・ハイパフォーマンスエンジンが製造する。

メルセデスGPのマシンカラーリングは、メルセデス・モータースポーツの伝統である“シルバー・アロー”を復活させる。

メルセデスは、1954〜55年にもF1にワークス参戦していた。ファン・マニュエル・ファンジオを擁するメルセデスF1のファクトリーチームは、2年間で12戦に出場し9勝をあげ、タイトルを獲得した。しかし、1955年のルマン24時間の大事故をきっかけに撤退していた。

メルセデス・ベンツは、これまでマクラーレンとパートナーシップを組んでいたが、今回のワークス参戦によりその関係は終焉を迎える。マクラーレンは、メルセデスが保有するチームの株式40%を2011年までに買い戻す。

だたし、2015年までマクラーレンへのエンジン供給は継続する。

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カテゴリー: F1 / メルセデスF1