マクラーレンF1を退団した今井弘 ブリヂストンのモータースポーツ管掌に就任
マクラーレンF1チームを退団した今井弘が、古巣ブリヂストンに戻り、モータースポーツ管掌に就任することが発表された。

ブリヂストンは、モータースポーツ活動60周年を迎えた2023年を契機に、サステナブルなグローバルモータースポーツ活動を強化。その一環として、2025年3月1日付にてGlobal Chief Technology Officer(執行役副社長)下に、モータースポーツ管掌を設置し、新たなモータースポーツマネジメント体制を構築する。

ブリヂストンにとって、モータースポーツ管掌を設置するのは初めてのことであり、次のステージへ向けてモータースポーツ活動を経営体制の面からも強化し、今後の拡大に応じて、進化させていく。

そして、今年1月までマクラーレンF1チームに在籍していた今井弘が、モータースポーツ管掌に任命された。

今回の新体制のもと、ブリヂストンがABB FIAフォーミュラE世界選手 2026-2027シーズンからの単独タイヤ サプライヤーに選定されたことも踏まえて、活動をより加速していく。

ブリヂストンにとって、モータースポーツ活動は原点であり、ビジョンである「サステナブルなソリューションカンパニー」への変革の原動力。サステナブルなグローバルモータースポーツ活動を中核に、「サステナブルなプレミアム」ブランドの構築に挑戦するとともに、レースを「走る実験室」として、「究極のカスタマイズ」を追求する商品設計基盤技術「ENLITEN」の進化やバリューチェーン全体におけるカーボンニュートラル化、サーキュラーエコノミーの実現を加速させていく。

新体制の概要は以下の通り。

1. Global Chief Technology Officer(執行役 副社長)下にモータースポーツ管掌(常務役員)を設置

2. モータースポーツ管掌の役割責任:モータースポーツタイヤ開発・技術担当

3. モータースポーツ管掌として、2025年3月1日付にて今井 弘を任命

4. 今井 弘 略歴:

1990年
株式会社ブリヂストン 入社 日本・欧州にて自動車メーカー向けタイヤ開発に従事した後、 2003 年よりFormula 1向けタイヤを始めとしたモータースポーツ タイヤ開発、及び、レースオペレーションに携わる。

2009年
McLaren Racing Ltd. 入社 Principal Engineer (Tyres), Principal Engineer(Vehicle Engineering), Chief Race Engineer, Director of Race Engineering, Director of Tyres & Brakes Performance を歴任し、タイヤのみならずサーキットにおけるチーフエンジニアなどを務め、同社のFormula 1レースエンジニアリングに幅広く貢献。

2025年1月
Formula 1 2024年シーズン終了後、McLaren Racing Ltd. 退社

2025年2月末
株式会社ブリヂストン 入社

2025 年3月1日
常務役員 モータースポーツ管掌に任命

ブリヂストンは、サステナブルなグローバルモータースポーツ活動を通じ、企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」で掲げる「Emotion 心動かすモビリティ体験を支えること」にコミットし、これまでも、そしてこれからもモータースポーツに限りなき情熱を注いでいく。

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ブリヂストン