リアム・ローソン レッドブルF1での長期的な将来「思ったほど明確ではない」
リアム・ローソンは自身のF1での長期的な将来に疑問を投げかけ、レッドブルで世界チャンピオンになるという野望が実現するかどうかは、いまや「それほど明確ではない」と認めた。

ローソンは、昨冬にセルジオ・ペレスがシートを去った後、2025年シーズンにマックス・フェルスタッペンの新たなチームメイトとしてレッドブルに昇格した。

ニュージーランド人の急速な台頭は、2023年と2024年のキャンペーンでレーシングブルズの姉妹チームからわずか11戦に出走した後に訪れた。

しかしレッドブルでのローソンの在籍は惨事に終わった。オーストラリアでのデビュー戦では予選18番手に沈み、雨に影響された決勝ではクラッシュしてリタイアとなった。

状況は次戦の中国GPでさらに悪化し、スプリントと決勝の両方で予選20番手、最後尾に沈んだ。

上海ラウンド終了後数日でレッドブルはローソンをレーシングブルズに降格させ、角田裕毅が日本GPでわずか4戦目にしてフェルスタッペンの3人目のチームメイトとなった。

チームメイトのアイザック・ハジャーは先週末のオランダGPで3位に入り、2021年アゼルバイジャンGP(当時アルファタウリ名義)以来となるレーシングブルズの表彰台をもたらした。

角田裕毅がローソンの代役として7ポイントしか獲得できていない中で、2026年にハジャーがレッドブル本隊に昇格する可能性が高まっている。

レッドブル復帰を夢見ているか、そしてもしそのチャンスが再び与えられた場合に何を変えるかと問われたローソンは、自身の夢を実現するためには、将来的に他の場所に行く可能性もあると示唆した。

ローソンはSky F1に「難しいと思う」と語った。

「僕がレッドブル・レーシングのドライバーになることを望んでいたのは確かだ。レッドブル・ジュニアからの歩みもそうだった。でも、僕が5歳の頃から抱いていた夢は世界チャンピオンになること、F1で勝つこと、スポーツの頂点に到達することだった」

「だから僕の夢はおおよそそこにあるし、目標はベストになることだ。それが僕たち全員が目指していることなんだ」

「そして、それをどこで実現するのかは、思っていたほど明確ではない」

「やり直すとすれば、おそらく違うやり方を選べる部分はあると思う」

「後になってから学ぶことは必ずあるし、振り返ればいつだって“もっと良くできた”と思うものだ」

リアム・ローソン レッドブル F1

さらに、角田裕毅に同情するかどうか尋ねられると、ローソンは日本人ドライバーのほうがレッドブルで適応するための時間を与えられていると主張した。

ローソンは「難しいね」と述べた。

「僕自身を振り返ると、レッドブルでの2戦はどちらも走ったことのないサーキットだった」

「だから振り返ってみて、適応する時間が与えられると考えていたのは、もしかするとナイーブだったかもしれないと思う。実際、それが当初のアプローチだった」

「本当に厳しいよ。困難に直面しているドライバーを見るのは決して気分の良いものじゃない。とても厳しいスポーツだからね」

「でも僕自身は共感するのが難しい。なぜなら僕は、自分が走ったことのあるサーキットにさえ到達することができなかったからだ」

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カテゴリー: F1 / リアム・ローソン / レッドブル・レーシング / ビザ・キャッシュアップRB