ランス・ストロール F1引退をモントーヤが予測「アストンマーティンの2席が空く」
元F1ドライバーのファン・パブロ・モントーヤは、アストンマーティンが競争力を取り戻せなければ、ランス・ストロールがF1から退く可能性があるとの見方を示した。さらにフェルナンド・アロンソも含め、2028年には「2つのシートが空く」と大胆に予測している。

アストンマーティンは2026年、ホンダとのワークス体制をスタートさせ、エイドリアン・ニューウェイが手掛けるマシンで大きな飛躍を期待された。

しかし、シーズン前半は技術的な問題やリタイアに苦しみ、期待された結果を残せていない。モントーヤは、この状況が続けばストロール自身がF1を続ける意味を見いだせなくなる可能性があると考えている。

モントーヤ「マシンが良くならなければストロールは去る」
ストロールはアストンマーティンと複数年契約を結んでいる。契約延長が発表された際には「2025年以降」もチームに残るとされ、具体的な終了時期は明らかにされていない。

一方、アロンソの現行契約は2026年末までとなっている。両者とも今後もF1を続ける可能性はあるが、モントーヤはストロールが長期的にアストンマーティンに残り続けるとは考えていない。

「マシンが良くならなければ、ストロールは去るだろう」

モントーヤはそう予測した。

「来年もマシンが良くなっていなければ、2028年にはアストンマーティンの2つのシートが空いていると思う」

ストロールは2017年にウィリアムズからF1デビューし、2019年にレーシングポイントへ移籍。チームがアストンマーティンとなった2021年以降も継続してドライブしてきた。

父ローレンス・ストロールがチームのオーナーであることから、その去就は通常のドライバーとは異なる視点で語られることが多い。それでもモントーヤは、ストロール自身が競争力のない状況でいつまでもF1を続けるとは限らないとみている。

「ストロールのいないアストンマーティンはいずれ実現する」
アストンマーティンはニューウェイの加入とホンダとの提携によって将来的なタイトル争いを目標としているが、2026年シーズンは厳しい戦いを強いられている。

モントーヤは、ニューウェイとホンダが状況を好転させることへの期待がある一方で、ストロールにとって待ち続けられる時間には限界があると指摘した。

「誰もがエイドリアン・ニューウェイとホンダによってマシンが良くなることを期待している。ストロールはもう何年もF1を走っている。本当に状況が良くなっていく兆しが見えなければ、あとどれだけこれを続けたいと思うだろう?」

そして、アストンマーティンとストロールの関係が永遠に続くわけではないとの考えを示した。

「遅かれ早かれ、ランス・ストロールのいないアストンマーティンは実現する。来年かもしれないし、その翌年かもしれない」

2026年はストロール、アロンソともにポイント獲得に苦戦している。ストロールはここまでノーポイントで、アロンソもわずか1ポイントにとどまっている。

ストロールにとってシーズン前半で最も良い結果となったのは第11戦ハンガリーGPの13位だった。一方のアロンソは14位でフィニッシュした。

ただし、このハンガリーGPではアップデートされたAMR26Bに一定の改善がみられた。モントーヤも、このレースがチームにとってひとつの転機になった可能性を指摘している。

「でも、前にも言ったように、ハンガリーでのレースは彼らに新しい活力を与えたと思う」

「突然、『ちょっと待てよ。これはまた面白くなってきたぞ』という感じになったんじゃないかな」

ランス・ストロール(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

ニューウェイとホンダの成果が去就を左右
アストンマーティンにとって重要なのは、ニューウェイが率いる技術陣とホンダが今後どこまで競争力を引き上げられるかだ。

2026年からホンダのワークスパワーユニットを搭載するアストンマーティンは、新しい技術体制の構築と同時にマシン開発を進めてきた。しかし、シーズン序盤から信頼性やパフォーマンスの両面で課題が表面化し、期待された上位争いには加われていない。

それでもハンガリーGPでは大規模なアップデートを投入し、ドライバーからもマシンの挙動について前向きな反応が聞かれた。夏休み明けにはホンダも改良型パワーユニットを投入する予定であり、シーズン後半で状況を好転させられるかが焦点となる。

モントーヤの発言はストロール本人が引退を示唆したものではなく、あくまで外部からの予測だ。それでも、長年アストンマーティンのシートを占めてきたストロールについて「いずれチームを去る時が来る」と踏み込んだ点は注目される。

アストンマーティンがニューウェイとホンダを軸に復調できれば、ストロールとアロンソが引き続きチームの将来を担う可能性は残されている。逆に低迷が長期化すれば、モントーヤが予測するように、2028年に向けてドライバーラインアップそのものが大きく変わる可能性も出てきそうだ。

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カテゴリー: F1 / ランス・ストロール / アストンマーティンF1チーム