2025年F1 日本GP 決勝:FACTS AND STATS
F1日本GPにおけるマックス・フェルスタッペンの鈴鹿サーキットでの支配力は2025年も衰えなかった。

しかし、ワールドチャンピオンの4連勝という結果は、緊張感あふれる53周のレース後に明らかになった数々の興味深い事実のひとつに過ぎなかった。

■ フェルスタッペンは2019年以来、鈴鹿での予選および決勝で無敗を維持している。

■ フェルスタッペンは鈴鹿で4連勝を達成した初のドライバーとなった。

■ フェルスタッペンの勝利は通算64勝目となり、フェルナンド・アロンソの2倍となった。

■ フェルスタッペンの勝利は、レッドブルでの最後の鈴鹿参戦となったホンダにとってのホームコースでの勝利となった。

■ レッドブルはマクラーレンとフェラーリを上回り、鈴鹿で8回優勝した初のチームとなった。

■ フェルスタッペンは今シーズン、今日まで2周しかリードしていなかった。

日本GP F1シャルル・ルクレールはまたしても鈴鹿での表彰台をわずか1位で逃した。

■ ランド・ノリスは2位でフィニッシュし、フェルスタッペンに1ポイント差でドライバーズチャンピオンシップをリードしている。

■ ノリスは今シーズン、グランプリで2位以下になったことがない。

■ オスカー・ピアストリがノリスに続いて3位に入ったことで、マクラーレンは鈴鹿で他のどのコンストラクターよりも多くの表彰台を獲得した(26回)。

■ ピアストリは29戦連続でポイントを獲得した(これは現役ドライバーの中で最長記録)。

■ 予選ではフェルスタッペン、ノリス、ピアストリの3人が0.044秒差で並んでいたが、決勝ではこの順でフィニッシュした。

■ フェラーリのシャルル・ルクレールは3年連続で鈴鹿で4位に終わった。

■ ルクレールの4位は、ルクレールが失格前に5位で終わった中国GPを含めても、フェラーリの今シーズンのグランプリ最高成績である。

■ 今日はルクレールにとって150回目のグランプリ出場だった。

■ トップ4は2023年の日本GPと同じ順位でフィニッシュした。

■ メルセデスでは、ジョージ・ラッセルの5位が鈴鹿での自己最高成績となった。

■ チームメイトのキミ・アントネッリは6位でフィニッシュし、その過程でグランプリをリードした史上最年少ドライバーとなった(18歳224日)。

■ アントネッリはファステストラップも記録し、この記録もまた最年少記録となった(2016年のブラジルGPで19歳44日だったフェルスタッペンを上回る)。

2025年のF1世界選手権 日本GPポイントは獲得できなかったが、フェルナンド・アロンソは少なくとも2025年に初めてグランプリを完走した。

■ F1史上初めて、恒久的なレーストラックでグリッド順にトップ6がフィニッシュした(2018年モナコ、2018年シンガポール、2024年モナコは除く。2021年ベルギーグランプリは1周のみだったため除外)。

■ ルイス・ハミルトンの7位は、フェラーリ加入後ののグランプリ最高成績となった。

■ ハミルトンは、トップ10スタートのドライバーの中で唯一、このグランプリ中にポジションをゲインした。

■ レーシングブルズのアイザック・ハジャーは、8位でF1初ポイントフィニッシュを達成した。

■ ウィリアムズのアレックス・アルボンの9位フィニッシュは、タイ人ドライバーにとって鈴鹿での3年連続リタイアに終止符を打った。

■ アルボンは2019年以来、鈴鹿で初めてポイントを獲得した。

■ 10位でフィニッシュしたオリバー・ベアマンは、2018年以来となるハースの鈴鹿での初ポイントを獲得した。

■ ベアマンはこれで2戦連続で入賞を果たしている。

■ アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは11位でフィニッシュし、今季初めてグランプリでチェッカーフラッグを受けた。

■ レッドブルの新加入ドライバー、角田裕毅は12位でフィニッシュし、前回のグランプリでリアム・ローソンが記録したこのマシンでの最高順位に並んだ。

角田裕毅 日本GP F1角田裕毅は入賞を逃したが、レッドブルのセカンドカーとしては今季最高成績

■ 全20台が完走扱いとなったのは、昨シーズンスタート以来5回目、鈴鹿では2015年と2016年に続いて3回目である。

■ 2018年以降、鈴鹿では機械的な理由によるリタイアは1回のみ(2024年の周冠宇のギアボックス故障)。

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カテゴリー: F1 / F1日本GP