ホンダF1 スペック2初戦でポイント獲得も「ドライバビリティは最重要課題」

一方で、ホンダF1 トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアの折原伸太郎は、ドライバビリティには依然として改善の余地があると説明。
レース終盤にはアロンソの9位を守るため、後方から迫ったピエール・ガスリーに対してエネルギーマネジメント戦略を最適化していたことも明かした。
ホンダF1 スペック2エンジン2基が大きな問題なく完走
ホンダはオランダGPでアストンマーティンに新しいスペック2エンジンを投入。週末を通して2基を走らせ、大きな信頼性の問題を発生させることなく実戦初戦を終えた。
決勝ではアロンソが13番グリッドから追い上げ、9位でフィニッシュ。アストンマーティンに2ポイントをもたらした。一方、チームメイトのランス・ストロールはリタイアに終わった。
「今週末のオランダGPを通して、2基の新しいスペック2エンジンは、大きな信頼性の問題なく走り切ることができました」
折原伸太郎は決勝後、そう振り返った。
「一方で、ドライバビリティについてはまだ改善の余地があると認識しており、今後のレースに向けて、引き続き最重要課題として取り組んでいきます」
新スペックの投入に際して、まず重要だった信頼性という面では一定の成果を得た。その一方、マシンをドライバーが扱いやすくするドライバビリティについては、引き続き改善が必要との認識を示している。

アロンソ9位でスペック2初戦から2ポイント
ホンダにとってもうひとつの収穫となったのが、新スペック投入初戦でポイントを獲得できたことだ。
「スペック2エンジンの導入に向けて多くの作業を行ってきたことを考えると、今日のレースで2ポイントを獲得できたことは、良い結果だったと思います」
アロンソはレース終盤に9番手を走行し、後方からガスリーの追撃を受けた。さらにその後ろには角田裕毅も控えており、ポイント圏を巡って緊迫した展開となった。
その状況でホンダ側も、単純にPUの出力を引き出すだけでなく、アロンソが9位を守れるようエネルギーの使い方を調整していたという。
ガスリーを抑えるためエネルギーマネジメントを最適化
「レース終盤は、後方のガスリー選手との差を維持することに集中し、そのためにエネルギーマネジメント戦略の最適化に努めました」
折原伸太郎のコメントからは、アロンソとガスリーによる終盤の9位争いの裏側で、ホンダもエネルギーマネジメントを使ってポジションを守る戦いに加わっていたことが分かる。
アロンソは最終的にガスリーを抑えて9位でチェッカー。ホンダのスペック2エンジンは、実戦投入初戦でポイント獲得という結果を残した。
ただし、今回のオランダGPは完成形ではない。信頼性という重要なハードルを越えた一方、折原伸太郎が「最重要課題」と位置づけるドライバビリティの改善が次の焦点となる。
「今回の結果を踏まえ、今後もさらなるパフォーマンス向上に向けて取り組んでいきます」
新スペック2エンジンはまず大きな信頼性問題なく最初のレースを完了し、アロンソの9位によって2ポイントも獲得した。ここからホンダがドライバビリティをどこまで改善し、スペック2本来のパフォーマンスを引き出していけるかが注目される。
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