コラピント 実はウィリアムズ所属のまま? アルピーヌF1へはローン移籍説
フランコ・コラピントに、2027年のウィリアムズ復帰説が浮上している。カルロス・サインツJr.の去就が不透明となるなか、コラピントとウィリアムズの契約上のつながりが現在も残っている可能性が指摘されている。

コラピントは2024年にウィリアムズからF1デビューし、その後アルピーヌへ移った。しかし、当時の移籍は完全な契約解除ではなく、ウィリアムズからの長期的な「ローン」という形だったと報じられており、条件次第では古巣復帰への道が開かれる可能性がある。

サインツJr.の2027年去就がウィリアムズの焦点に
ウィリアムズの2027年ドライバーラインアップを巡っては、サインツJr.の将来が大きな焦点となっている。

サインツJr.はハンガリーGP後、2027年にどこでレースをするのかについて、まだ決断を下していないことを示唆した。ウィリアムズとは長期契約を結んでいるものの、契約2年目終了時に行使できる離脱条項が含まれているとされる。

サインツJr.は上位チームへの復帰を望んでいるとされ、マックス・フェルスタッペンがレッドブル・レーシングを離れる場合には、その後任候補となる可能性も取り沙汰されている。一方で、現実的な選択肢としてアルピーヌやアストンマーティンへの移籍も報じられている。

なかでもアルピーヌへの関心が強いとの情報がある。サインツJr.は2017年から2018年にかけ、当時ルノーとして参戦していたエンストンのチームでドライブした経験を持つ。

アルピーヌではピエール・ガスリーが契約下にあり、今季のチーム獲得ポイントの約70%を稼いでいる。そのため、サインツJr.が加入する場合、現在のもうひとつのシートを担うコラピントが押し出される可能性が高い。

ベルギーGPでボウルズと会食
しかし、コラピントがアルピーヌのシートを失ったとしても、それがF1からの離脱を意味するとは限らない。

F1 Oversteerによると、ベルギーGPの週末にはコラピントがウィリアムズのチーム代表ジェイムス・ボウルズと夕食をともにする姿が目撃された。かつてコラピントをF1へ昇格させた人物との会食だっただけに、将来的な復帰との関連が注目されている。

コラピントはウィリアムズ・ドライバー・アカデミー出身で、2023年1月に育成プログラムへ加入した。2024年シーズン終盤にはローガン・サージェントに代わってF1へ昇格し、9戦に出場して5ポイントを獲得した。

ただし、ウィリアムズはすでに2025年からサインツJr.を起用する契約を結んでいたため、翌シーズンにコラピントのレギュラーシートを確保することはできなかった。

その後、コラピントはアルピーヌのリザーブドライバーとなり、ジャック・ドゥーハンに代わって再びシーズン途中からF1のレギュラーシートを獲得した。

「今もウィリアムズと何らかの契約がある」
コラピントのアルピーヌ移籍を巡っては当時、ウィリアムズが5年間の契約でコラピントを貸し出したとの報道があった。

Viaplayのコメンテーター、ネルソン・ファルケンブルグは『Nailing the Apex』で、現在もコラピントとウィリアムズの間には契約上の関係が残っていると聞いていると語った。

「僕はフランコが今も、ある意味ではウィリアムズ・ファミリーの一員だと思っている」

「何らかの形で、彼はまだウィリアムズと契約している。それなら筋が通る。自分たちのアカデミーに対する信頼の表れでもある」

この情報が正しければ、サインツJr.がウィリアムズを離れた場合、チームがコラピントを事実上「呼び戻す」ことも選択肢になり得る。ただし、5年間とされる期間が満了する前に復帰させる場合、アルピーヌとの契約条件によっては金銭的な負担が発生する可能性もある。

重要なのは、コラピントが完全にウィリアムズとの関係を断ってアルピーヌへ移籍したと確認されているわけではない点だ。現時点で契約の詳細は公表されておらず、「現在もウィリアムズと契約している」という情報もファルケンブルグの証言に基づくものである。

アルピーヌではガスリーに20対9
コラピントのウィリアムズ時代は鮮烈なスタートを切った一方、2024年終盤にはクラッシュが相次ぎ、チームのスペアパーツ不足を深刻化させたことも評価を下げる要因となった。

アルピーヌへ移った昨季はポイントを獲得できなかったが、当時のアルピーヌはグリッドで最も競争力の低いチームだった。2026年は改善の兆しを見せており、マイアミGPで7位、カナダGPで6位と2戦連続で上位入賞を果たしている。

それでも、ガスリーとの今季の直接対決では20対9と後れを取っている。アルピーヌが2027年にドライバー変更へ動けば、コラピントの立場が不安定になるのは避けられない。

一方で、ウィリアムズにとってコラピントは未知のドライバーではない。自らのアカデミーで育成し、F1デビューの機会を与え、実際のレースで能力と弱点の双方を把握している存在だ。

サインツJr.が残留すれば復帰の可能性は限られるが、離脱条項を行使して他チームへ移籍した場合には状況が一変する。アルピーヌでシートを失う可能性のあるコラピントと、後任を必要とするウィリアムズという構図が成立すれば、古巣復帰は現実的な選択肢のひとつとなりそうだ。

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カテゴリー: F1 / フランコ・コラピント / ウィリアムズ・レーシング / アルピーヌF1チーム