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エステバン・オコン ハースF1が2027年放出を通達との報道 後任はカマラ有力

エステバン・オコン ハースF1が2027年放出を通達との報道 後任はカマラ有力

エステバン・オコンが2027年のF1シーズンにハースのレースドライバーとして残留しないことを通達されたと報じられた。ハースはドライバーラインナップについて異なる方向へ進むことを決め、オコンは今季限りでチームを離れる見通しだという。

後任の最有力候補には、フェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)に所属する21歳のブラジル人、ラファエル・カマラが浮上している。ハースから正式発表は行われていないものの、カマラが昇格すればオリバー・ベアマンとのFDA出身コンビが形成されることになる。

ハースがオコンに2027年の方針を通達か
PlanetF1.comは、オコンが今週末のF1アゼルバイジャンGPを前に、2027年のハースのレースドライバーラインナップには含まれないとの決定をチームから伝えられたと報じている。

オコンのハースとの契約は2026年末で満了する。2027年のF1ドライバー市場に残された数少ない不確定要素のひとつだったが、ハースは契約を更新せず、別のドライバーを起用する方向に舵を切ったとされている。

オコンはF1スペインGP終了時点でチームメイトのベアマンに対し3対18と15ポイント差をつけられている。ただし、今季のVF-26はコンポーネントに起因するパフォーマンスの不安定さに悩まされ、その影響はベアマン以上にオコン側で大きかったとされる。

アゼルバイジャンGPを前にした水曜日、オコン自身も2027年に向けた状況が大きく動いていることを認めた。

「現時点では、僕は間違いなく来年に向けてフリーエージェントだ」

「話し合われていることのなかには、僕にはコントロールできないものがある。自分ではどうすることもできない話題もある。だから、今年の最後までプッシュし続けて、どうなるか見ていくよ」

オコンはハース以外のチームとも話し合っていることを認めている。一方、ハースに残留する可能性について直接尋ねられた際には「様子を見よう」と短く答えるにとどまった。

オコン放出説は今季前半から浮上していた。F1カナダGP前後には小松礼雄代表がこうした憶測を否定していたものの、その後も噂は収まらず、シーズンが進むにつれて2027年に残留しない可能性が取り沙汰されるようになった。

後任最有力のラファエル・カマラ
オコンの後任として最も有力視されているのがラファエル・カマラだ。

Nextgen-Autoによると、バクーのパドックで流れている情報では、小松礼雄とチームオーナーのジーン・ハースが、2027年にオコンの後任としてカマラを起用する方向で決断したという。

ブラジル出身のカマラは21歳。2024年にフォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアン選手権を制すると、2025年にはFIA F3選手権へ昇格し、参戦初年度でタイトルを獲得した。

2026年はFIA F2選手権にステップアップし、ここまでフィーチャーレースで2勝を挙げてランキング2位につけている。首位を走るレッドブル育成のニコラ・ツォロフとの差はわずか7ポイントで、残り3大会でタイトルを争う。

カマラがF2でも逆転で王座を獲得すれば、F3またはその前身GP3と、F2またはその前身GP2を2年連続で制した非常に限られたドライバーの仲間入りを果たすことになる。

この記録を達成した現役F1ドライバーにはシャルル・ルクレール、ジョージ・ラッセル、オスカー・ピアストリ、ガブリエル・ボルトレトがおり、マクラーレンのリザーブドライバーを務めるレオナルド・フォルナローリも同じ経歴を持つ。

カマラがハースにとって魅力的な理由は成績だけではない。FDAに所属しており、長年フェラーリと技術的に密接な関係を築いてきたハースにとって、すでにフェラーリの環境に組み込まれているカマラは起用しやすい存在でもある。

ハースはポルティマオですでにカマラを評価
さらにカマラは、すでにハースのF1マシンを実際にドライブしている。

8月末にポルティマオで実施された旧型F1マシンを使用するTPC(Testing of Previous Cars)に参加し、ハースとの直接的な作業を経験した。

このテストではカマラだけでなく、レオナルド・フォルナローリと平川亮も走行。ハースは2027年のドライバー選定を視野に複数の候補を評価してきた。

さらにジャック・ドゥーハンもヘレスで行われたTPCに参加しており、印象的な走りを見せたことで終盤になって候補に浮上したとされる。

TOYOTA GAZOO Racingの支援を受ける平川亮や坪井翔も候補として名前が挙がってきたが、現時点ではカマラがオコンの後任争いで先頭に立ったとみられている。

カマラが加入すれば、2027年のハースはベアマンとカマラという若いコンビになるだけでなく、2人ともFDA出身という特徴的なラインナップとなる。

オコン「どんなマシンでも100%を引き出す」
一方、オコンは今季の自身のパフォーマンスについて、結果だけでは評価できないと考えている。

VF-26が正常に機能した際にはマシンのポテンシャルを最大限引き出してきたと主張し、F1スペインGPをその一例として挙げた。

「マシンのパフォーマンスが不足しているときでも、僕が結果を出したことは何度もあった。それは明らかだ」

「今回のレース(バクー)でも、モンツァやシーズン序盤にあったのと同じような問題が出る可能性はある」

「でも、どんなマシンを与えられても、僕はそこから100%を引き出せるという自信がある」

マドリードではスタートからマシンが正常に機能していたことで、ポイント争いに加われる手応えがあったという。

「マドリードを振り返れば、週末の最初から最後までマシンは正常だったし、いい結果を争えることは分かっていた。目標はスタートで2台のアウディを抜くことだった。戦略上、2台とも前に出ることが非常に重要だと言われていた。スタートして、僕はそれをやった」

「2台のアウディを抜いて、ポイント圏内のポジションを手に入れた。もしモンツァやほかのレースのような不安定さがあったら、ひどい週末になっていただろう」

「直近3、4戦はよかったし、自分のパフォーマンスには満足している。モンツァでもそうだ。ただ、マシンにダウンフォースの問題があって、本来出るはずのものが出ていなかった。でも最近は改善しているし、チームとの仕事の進め方にも満足している」

エステバン・オコン(ハースF1チーム)

オコンの移籍先にアストンマーティンも浮上
ハース離脱が現実となった場合、焦点はオコンが2027年もF1のレースシートを確保できるかに移る。

オコン自身はF1以外への転向を考えておらず、「このスポーツでまだやるべきことがたくさんある」と語っている。30歳でF1参戦10年を迎え、2021年F1ハンガリーGPでの1勝を含む実績を残してきたが、本人はまだ自身のF1キャリアで成し遂げたことに満足していない。

その新天地候補のひとつとして浮上しているのがアストンマーティンだ。

フェルナンド・アロンソの去就次第では2027年にシートが空く可能性があり、その場合にオコンが後任候補となるシナリオが取り沙汰されている。

ただし、アロンソが2027年も現役を続ける可能性も残されている。その場合には、オコンがアストンマーティンのサードドライバーを務め、2028年のレースシート復帰につながるオプションを持つという別の可能性も報じられている。

オコンとアストンマーティンの間では話し合いが進められているとされるが、現時点で具体的な合意が成立したとの情報はない。

バクーのパドックでは、オコンが親しい間柄にあるランス・ストロールと話し込む姿も目撃された。ただし、これが自身の将来をめぐる交渉と関係しているかは明らかになっていない。

2025年にハースへ加入したオコンだが、今回の報道どおりなら在籍は2シーズンで終了することになる。一方で、ハースは将来を担う若手としてカマラを選択する方向に傾いている。

小松礼雄代表はF1アゼルバイジャンGPのFP1とFP2の間に行われるFIAチーム代表記者会見に出席する予定で、2027年のドライバーラインナップについてどこまで明らかにするのか注目される。

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