カルロス・サインツJr. 今季初Q3「小さな勝利」ウィリアムズF1の進化に手応え
カルロス・サインツJr.は、2026年F1アゼルバイジャンGPの予選で9番手を獲得し、ウィリアムズに今季初となるQ3進出をもたらした。新シャシーと大型アップデートの効果を結果で示し、「小さな勝利」と喜びを語った。
今季ここまで苦戦が続いてきたウィリアムズだが、バクーでは2台そろってQ1を突破。アレクサンダー・アルボンはQ2で敗退したものの、サインツJr.はQ1からQ3まで力強いラップをまとめ、9番手につけた。
ただし、予選後に黄旗違反で5グリッド降格ペナルティを科され、決勝は14番グリッドからスタートする。
「今年初めてQ3に戻ってこられた」
今季初のQ3進出について、サインツJr.は新シャシーとアップデートを投入するために働いてきたファクトリーのスタッフに感謝した。
「今年初めてQ3に進めたことは本当にうれしい。新しいシャシーとアップデートを持ち込むために努力してくれたファクトリーのみんなに感謝したい」
「各セッションを通してどのラップも感触が良かったし、予選ではできることをすべて最大限に引き出して9番手という結果を達成できた。正しい方向への明確な一歩だと思う」
サインツJr.は、Q3進出によって今回のパフォーマンスが目立つ形になったものの、自身としてはこれまでも予選で力強い走りができていたと考えている。
「もちろん今回はQ3だから、僕の予選でのパフォーマンスが少し目立つと思う。でも正直に言えば、今年もこのマシンでかなりいい予選を何度かやってきた。ただ、順位のせいでそれが見えないこともあった」
「今日はQ1、Q2、Q3ですごくいいラップができた。それぞれのセッションで与えられたチャンスを最大限に生かして、マシンをQ3に持っていくことができた」
新シャシーとアップデートで得た「小さな勝利」
ウィリアムズはアゼルバイジャンGPに新シャシーと大規模なアップデートを投入。その効果を本格的に確認できる最初の機会となった予選で、今季初のQ3という結果につなげた。
「アップデートとみんなのハードワークのおかげで、僕たちにとっての小さな勝利を手にすることができた。それは今年初めてマシンをQ3に戻すことだ」
「だからうれしいし、誇りに思う。こういう結果を見せることができてうれしい」
一方、決勝でポイントを獲得できるかについて、サインツJr.は慎重な見方を示している。金曜日のロングランではライバル勢とのペース差が大きかったからだ。

「ポイントは可能だが非常に難しい」
「そこについては現実的に考えたい。ポイント獲得は可能だと思うけど、かなり難しいと思う」
サインツJr.が警戒しているのが、アウディとレーシングブルズだ。
「アウディとレーシングブルズがいる。正直、昨日のロングランでは彼らの方が僕たちよりほぼ0.5秒速く見えた」
「50周を走れば、彼らが僕たちをオーバーテイクする可能性はあると思う。昨日から今日、あるいは明日に向けてマシンが大幅に改善していない限りはね」
それでも、今季苦戦してきたウィリアムズにとってQ3進出には大きな意味があるとサインツJr.は強調した。
「今日は楽しみたい。今年はかなり苦戦してきたから、Q3は間違いなくすごくいい味がする。明日はポイント圏内でフィニッシュできるようにベストを尽くすし、その位置を守れるかやってみる」
新シャシーとアップデートによってウィリアムズの前進を実感したサインツJr.。5グリッド降格によって14番手からのスタートとなるためポイント獲得のハードルは高くなったが、今季初のQ3進出はチームにとって明確な進歩を示す結果となった。











