F1 レッドブル・ホンダ セバスチャン・ブエミ
セバスチャン・ブエミは、2019年にレッドブル・ホンダでマックス・フェルスタッペンとピエール・ガスリーのバックアップ要員を担当。レッドブル・レーシングのリザーブドライバーとしては8年連続で務めることになる。

セバスチャン・ブエミは、トロロッソのF1シートを失った2012年からレッドブルのサードドライバーを務めているが、幸か不幸かまで一度もリザーブドライバーの義務を果たすためにチームに呼ばれたことはない。

レッドブル・レーシングは「チームが競争の新しい時代に突入するときにチームのパフォーマンスを追求するために役立つものがあるとすれば、それは継続性だ」と公式ウェブサイトでコメント。

「専門的かつ正確に前進の道を定義できる経験豊富なスキルセットを利用できる能力は、開発率、ペース、パワーを早めることにおける重要な属性だ」

「そして、我々のテスト兼リザーブドライバーのセバスチャン・ブエミイジョうに経験と継続性の優れた人物はいない。2019年はレッドブル・レーシングのドライバー名簿のメンバーとして注目に値する9年目を迎えることになる」

レッドブルのドライバー育成プログラム出身のセバスチャン・ブエミは、2009年にトロロッソでF1デビュー。しかし、2011年の最終戦でF1シートを失った。

レッドブルは、2012年のドライバーとして、トロロッソのセバスチャンブエミとハイメ・アルグエルスアリに代えて、ダニエル・リカルドとジャン・エリック・ベルニュを起用。セバスチャン・ブエミはリザーブドライバーを務めることになった。

それ以来、セバスチャン・ブエミは、2014年にトヨタでFIA世界耐久選手権(WEC)でドライバーズタイトル、2015-2016シーズンのフォーミュラEではルノーでチャンピオンを獲得。今年は中嶋一貴/フェルナンド・アロンソとともにル・マン24時間レースを制した。

レッドブルの公式サイトではセバスチャン・ブエミのバイオグラフィを以下のように記している。

「レッドブル・ジュニアチームが生んだセバスチャン・ベッテルの最初のスティントは2008年のテストドライバーとして開始された。その時、彼はGP2でもレースをして、アジアシリーズで準優勝をはたした。また、メインシリーズではフランスとハンガリーのスプリントレースで優勝し、総合6位で終えた」

「そこで学んだ教訓は2009年にスクーデリア・トロ・ロッソのF1ドライブを獲得し、可幕船オーストラリアで1995年のヨーロッパGPでのジャン・デニ・デレトラズ以来となるグランプリに参戦するスイス人ドライバーとなった」

「トロロッソでのセバスチャン・ブエミの時間は2011年シーズンに終了したが、55戦に参戦してF1経験を積んだことにより、2012年にテスト兼リザーブとしてレッドブル・レーシングに起用するという決断は容易なことだった」

「それ以降の数年でセバスチャンは他のカテゴリーでの非常に成功したパラレルキャリアを楽しんできた。彼は2012年のル・マン24時間レースでトヨタで世界耐久選手権デビューを果たし、2013年に彼と8号車のチームメイトのアンソニー・デビッドソンは、トヨタと世界耐久選手権のタイトルを獲得した」

「2018年にセバスチャンは再びトヨタともに2度目のWECタイトルの偉業を繰り返した。しかし、今回は総合優勝だけでなく、中嶋一貴、そして、新しいチームメイトのフェルナンド・アロンソとともに初のル・マン24時間レース優勝を果たした」

「耐久レースへの努力と並行して、セバスチャンはフォーミュラEで大成功のキャリアを享受してきた。彼は2014/15年のデビューシーズンを2位で選手権を終え、翌2015-16年には最終ラウンドで忘れられないチャンピオンシップを獲得を果たした」

「彼は2016-17年も再び2位となり、昨シーズンは4位でフィニッシュした。電気自動車シリーズのシーズン5に向けて、ルノーに代わってグリッドに参戦した日産チームで走るという新しい挑戦に乗り出した」

「セバスチャンは、レッドブル・レーシング チームの非常に重要なメンバーであり続け、2019年も再びチームを前進させる手助けをしていくだろう」

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カテゴリー: F1 / セバスチャン・ブエミ / レッドブル・レーシング / ホンダF1