2026年F1アゼルバイジャンGP 決勝:全ドライバーコメント
2026年F1第15戦アゼルバイジャンGPの決勝がバクー市街地サーキットで行われ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がポールポジションから今季初優勝を飾った。マックス・フェルスタッペンが2位、負傷から復帰したアイザック・ハジャーが3位に入り、レッドブル・レーシングがダブル表彰台を獲得した。
一方、後方ではセーフティカー後のリスタートで複数の接触が発生し、ランド・ノリスやアルピーヌ勢らがリタイア。マクラーレンは無得点に終わるなど波乱の展開となった。
F1アゼルバイジャンGP決勝を終えた各ドライバーのコメントを結果順に紹介する。
1位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
「信じられないような週末だったし、おそらくこれまでのキャリアでも最も力強い週末のひとつだった。このレースは本当に楽しかったし、最後のスティントはF1のレースで経験したなかでも特に楽しい時間のひとつだった。ずっと強いペースがあって、いいギャップを築くことができたから、セーフティカーが出たときは少しフラストレーションを感じた。でも、バクーのようなサーキットでは常に起こり得ることだ。リスタートはおそらく午後で最もストレスのかかる瞬間だった。すぐ後ろにマックスがいたけど、うまく対処できたし、そこからは集中を切らさず、ミスをしないことだけを考えていた。最後のスティントでは僕たち2人とも全力でプッシュしていた。マシンの中では激しかったけど、ドライバーとしてはそういう瞬間を楽しむものだ。週末を通して快適に感じていたし、今はステアリングを握っていて物事が自然にできているように感じる。僕たちはいい状態にいるけど、F1は非常に速く状況が変わるから、プッシュし続けなければならない。目標は懸命に取り組み、この勢いを積み重ね、今後のレースでもフロントで戦い続けることだ」
2位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
「今日はとても強いレースができた。昨日エンジンに問題が見つかって交換したけど、幸いすべて解決した。レースの大部分ではミディアムタイヤを履いていて、期待したほど機能しなかったけど、それでもうまく順位を上げていくことができた。ソフトに替えてからはかなり良くなった。最初のリスタートもうまくいったし、最後の数周はジョージと一緒に全開でプッシュしていた。僕たちにはいいペースがあって、後ろのマシンを引き離していた。最終ラップでは、黄旗の影響でジョージがターン15を出たところでターボラグに見舞われたから、フィニッシュラインに近づくにつれてかなり接近した。今日は本当に結果を最大限に引き出せたし、もちろん勝利を目指して挑戦し続ける。総じて、チームとして2台が表彰台に上がれたのは素晴らしい結果だった。まさに見たい結果だ。今日はとても楽しかった」
3位:アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)
「これ以上ないくらいの復帰戦だった。マシンは週末を通して、そしてコースのあらゆる場所で競争力があったから、本当に戦えるペースがあって、自分たちが望んでいた位置にいられた。力強い週末にするうえで僕たちのアプローチが重要だった。一歩ずつ進めたことで自信を築くことができ、そうすればラップタイムもついてくる。最後を3位で締めくくれたのは本当にうれしい結果だ。復帰するには厳しいコースだったけど、リズムに乗ってからは離れていたようには感じなかった。レースは素晴らしかった。走っていて楽しかったし、マシンもとても運転しやすくて、マックスと戦うのも楽しかった。彼は週末を通して本当に強かったし、ソフトの方が優れたタイヤだと分かっていたから、彼の後ろにいられてよかった。それは最後に彼が証明した。ダブル表彰台は素晴らしい結果だ。チームにとっては久しぶりのことだから、みんなにふさわしい結果になって本当にうれしい」
4位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「結果は最大限に引き出した。今日は単純に、週末を通して非常に強かった主なライバルたちと比べてペースが足りなかった。レースのなかには前を走るマシンのペースが少し変動する局面もあったし、僕自身のラップタイムはずっと安定していたけど、今日は表彰台を本格的に争うことはできなかった。この週末でも分かったように、状況はかなり早く変化することがあるから、僕たちは全員それに対応し続けなければならない。セパンでまたマシンに乗るのを楽しみにしている」
5位:キミ・アントネッリ(メルセデス)
「今日はダメージを最小限に抑えることがテーマだった。不必要なリスクは一切冒さず、チームの獲得ポイントを最大化することに集中した。オーバーテイク・トレインの中にいたから、なかなか順位を上げられない場面もあったけど、トラブルを避け、チャンスが来たときに生かすことに集中した。何もかもが完全には自分の思い通りにならない、そういう週末のひとつだった。今日は十分なペースがなかったけど、スタート位置を考えれば5位には満足しなければならない。目の前のレースを戦い、我慢し、マシンをフィニッシュまで持っていくことだけを考えていた。巡ってきたチャンスのいくつかを生かして、可能な限り多くのポイントを獲得することができた。幸い、すぐに次のレースがあるから、今は完全にそちらへ集中しているし、本当に楽しみにしている」
6位:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
「全体として、僕たちが目指していたような週末ではなかったし、いくつか調べる必要のある部分がある。レースを通してタイヤを適切な作動領域に安定して入れることに苦労して、それによって望んでいたパフォーマンスを引き出すのが難しかった。特にエネルギーマネジメントを中心にデータを確認して、どこを改善できるか見ていく。セパンはまた違ったチャレンジになるから、今は立て直して、来週もっと強く戻ってこられるようにすることへ集中している」
7位:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
「まず、リスタート後のターン1でのインシデントについてリアムとチームに謝りたい。集団が密集して全員が限界までプッシュしていたから混乱していたし、みんな少しブレーキングが遅くなっていたと思う。エステバンに仕掛ける準備をしていたけど、彼が最後の瞬間に動いて、僕にはほかに行く場所がなかった。それ以外については、僕たちにとっていいレースだった。難しい週末だったから、ポイントを持ち帰れたことは間違いなくポジティブだ。週末を通して取り組んでくれたチーム全員を大いに称えたい。レースをうまく遂行できたし、終盤にハースの2台と戦えたのも楽しかった。これからマレーシアとシンガポールが控えているし、今後数週間でまたコースに出るのを楽しみにしている」
8位:エステバン・オコン(ハース)
「8位にすぎないかもしれないけど、懸命に戦って手にした8位だから、とてもうれしい。序盤は少し苦戦していたけど、ピットストップでフロントのグリップが増して、それこそ僕たちに必要だったものだ。そこからはものすごく速かったし、リスタート以降は前へ進むだけだった。それは本当にいいことだ。メインストレートでアービッドにひとつ順位を奪われた。特に黄旗もあって少し混乱していたし、少し安全側に判断しすぎたかもしれないけど、いずれにしても彼はストレートで速すぎた。僕たちはこの結果すべてに値するし、この3連戦の残り2レースに向けても非常にポジティブだ。僕たちはこれに値するし、僕自身もこれに値する」
9位:オリバー・ベアマン(ハース)
「2台そろってこれを成し遂げられたことが本当にうれしいし、このチームのみんなが誇りに思うべきだ。エステバンと一緒にポイント圏内に入れたことは、とても報われる気持ちだ。特にここ数戦で僕たちが直面してきた困難を考えればなおさらだ。本当にうれしい。ただ、最初のリスタートで順位を失ったことにはがっかりしている。完全な大混乱だった。結局ひとつ順位を落としたけど、正直なところ、僕たち2台ともポイントを獲得できたから問題ではない。終盤は僕たちだけがミディアムを履いていて、周囲にはソフトのマシンがたくさんいたから厳しかったけど、やり遂げることができた」
10位:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
「昨日のペナルティの後で1ポイントを獲得できてうれしいし、チームにはその価値があったと思う。難しいレースだったけど、セーフティカー後のリスタートはうまくいったし、タイヤマネジメントもうまくやって、レース終盤にポイント圏内へ入ることができた。このアップデートは進歩を示すいい兆候だけど、コンスタントにポイントを獲得するにはもう少し必要だと分かっている。残りのレースでは、中団で戦いながらもう少し楽しめるようになることを願っている」

11位:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
「しばらくはポイントに手が届きそうだったから、逃したのは残念だ。終盤は10番手を走っていたけど、前のマシンたちがバトルを始めたことでタイムを失い、カルロスにトウへ入られてしまった。ウィリアムズはストレートで非常に速く、彼を抑えるためにできることはあまりなかった。それが今週末の僕たちをある程度象徴している。ストレートスピードが足りず、ここではそれによって順位を上げることも守ることも難しくなる。この結果を受け入れて次へ進む。これから数日間でデータを確認し、パッケージをもっと理解して、来週末にそこから何を引き出せるか見ていく」
12位:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
「今日は僕にとって最高のレースではなかったけど、チームが貴重なポイントを獲得し、選手権でアルピーヌとの差をいくらか取り戻せたことはうれしい。週末を通してペースに苦しんできたから、そこはこの3連戦の残りで取り組んでいく。リスタート時のターン1でクラッシュに巻き込まれて、マシンにいくらかダメージを負い、それによって望んでいたほど前へ進むことができなかった。今日から得られるものを持ち帰って、来週また戦う準備をして戻ってくる」
13位:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
「最も簡単な週末ではなかったけど、レース自体はペースという面ではかなり期待できるものだった。新しいパッケージは効果を発揮していて、特にセクター2ではマシンがかなり強く感じられた。ほかのマシンの後ろでもいいペースがあったから、木曜と金曜にいくらか苦戦した後でそれを確認できたのは心強かった。ストレートでは同じ感触ではなく、ペースが足りなかった。それでも、再びポイント圏外だったのはもちろん理想的ではないけど、今日見せた一定の進歩についてはうれしく思っている。次のレースへ持っていけるポジティブな部分がいくつかある」
14位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
「とても残念だし、僕たちが望んでいた一日ではなかった。今日は表彰台に上がれるペースがあったし、それを達成できる位置にもいた。最初のスティントは僕たちにとって本当に強かったけど、2回目のスティントではミディアムタイヤの感触がそれほど良くなかった。その後、ターン1でロックアップしてフラットスポットができたタイヤのまま最後尾まで落ち、そこからできることは限られていた。結果を別にすれば、僕にとっては力強い週末だった。多くのことを学んだし、僕たちのマシンからどうペースを引き出すかについて、より快適に感じられるようになっている。振り返って、リセットして、次の週末へ集中する。それでは、マレーシアで何ができるか見てみよう」
15位:セルジオ・ペレス(キャデラック)
「パフォーマンスという意味では、ここバクーでの僕の週末のなかでも最も強いもののひとつだったし、自分のドライビングには満足している。オーバーテイクモードによって僕たちより1秒か2秒速いマシンと戦っていたけど、最初のスティントでは彼らについていくことができた。自分が走っていた感覚としては、どこかのコーナーで少しでも何かがうまくいかなければ壁に突っ込んでいたと思う。だから、こういうレースができると本当に誇らしい気持ちになる。その意味ではポジティブな週末だったし、いい一歩だった。ただ、僕たちにはペースとストレートスピードが足りない。ストレートでドラッグが大きすぎるから、そこで後退してしまう。彼らについていくには0.5秒から1秒必要だ。ストレートでは少し格好の標的になっている。これからの週末については楽観的でいるし、さらに強くなっていけることを願っている。大きなアップデートは予定されていないから、シーズン終盤は厳しくなると思うけど、取り組み続ける。オペレーション面では週末から最大限を引き出せるようにプッシュしているし、毎回改善しながらその方向へ進んでいると思う。ただ、チームとしてさらに懸命にプッシュし続けなければならない。そうすれば結果はついてくる」
16位:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
「今日は長くて難しい一日だった。ペースがなく、フェルナンドとしか戦えなかったことでタイムも失った。レース終盤にターン1への進入でロックアップしてワイドになったから、余分な距離を走ったことでシステムが多少混乱したのだと思う。その後、ターン15への進入で大きなスーパークリップが発生し、ブレーキを踏んだときにはフロントしか効かず、リアはもう回生していないように感じた。それ以外についてもかなり離されていたから、来週に向けて分析すべきことはたくさんある。少し奇妙なレースだった」
DNF:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
「今日のレースにはとても失望しているし、チーム、ファクトリーのみんな、ピエール、もちろんランド、そして僕たちを応援してくれているすべての人に本当に申し訳なく思っている。僕の大きなミスだったし、起きてはいけないことだった。冷えたタイヤと冷えたブレーキでロックアップして、コントロールを失った。チームが週末を通してマシンのパフォーマンス面でいい仕事をしてくれたことは分かっているから、ダブルポイントを獲得できるいい位置にいながら、こんなことになって本当に申し訳ない」
DNF:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
「今日はチーム全体のことを思うと打ちのめされるような気持ちだ。全員にとって残念な結果だけど、チームとして一緒に対処して前へ進んでいく。インシデントの後にフランコと話をして、彼は謝ってくれた。それは受け入れているし、今後改善するためにチームとしてすべてについて話し合う。そこまでのレースについて言えば、マシンの感触は良く、強いペースがあった。ルイス(ハミルトン)とランド(ノリス)の近くをずっと走っていて、中団の残りのマシンとの差もかなり楽に管理できていた。今週末はマシンの中で満足できていたし、このペースを来週末のセパンへ持っていかなければならない」
DNF:ランド・ノリス(マクラーレン)
「ものすごくフラストレーションのたまる週末の終わり方だ。週末を通してストレートスピードに苦しんでいたけど、その部分でマシンのパフォーマンスが不足していたにもかかわらず、それでもかなりのポイントを獲得できる位置にいた。ポイントはいつだって貴重だ。それなのに、ぶつけられてレースを終えなければならなかったのは非常に残念だ。ああいうインシデントでは自分はただの乗客だから、何もできない。僕にとってもチームにとっても、こんな形でレースが終わったのは残念だ。厳しい週末ではあったけど、持ち帰れるポジティブな部分もいくつかある。すべてを振り返ってどこを改善できるか確認し、マレーシアでパフォーマンスと結果を最大化することへ完全に集中する」
DNF:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
「正直に言えば、奇妙なクラッシュだった。前の周より少し遅くブレーキを踏んだところで、大きな突風が吹いて少し不意を突かれた。あの瞬間、ロックアップして少しワイドになるとは思ったけど、壁に当たるとはまったく思わなかった。データを確認する。アップデートについては、まさに期待していた通りのステップだと思う。これによって僕たちは中団の戦いに入ることができた。年初まで振り返れば、マシンは開発が遅れていて重量オーバーだった。新しいシャシーを作るプロジェクトを始めなければならなかったけど、それを予定通り、狙った重量で完成させた。8カ月前と比べれば大きな違いだ。これが転換点になって、マレーシアでこのアップデートをさらに掘り下げられることを願っている」
DNF:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
「残念ながら、ストレートでかなりタイムを失っているようだったため、マシンをリタイアさせなければならなかった。さらに詳しく分析する必要がある。今週末が僕たちにとって強いものにならないことは分かっていたし、実際にそうなった。今の僕たちはこの位置にいる。マレーシアではもっと強い週末にできるか見てみよう」
DNF:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「水圧の問題があったから、マシンを止めるように指示された。また厳しい週末になったけど、今年自分たちが置かれている状況は分かっている。持ち帰れるポジティブなものはあまりない。今後のレースに向けて、そしてさらに先の2027年を見据えて、こうした問題を改善することに集中している」











