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F1アゼルバイジャンGP予選 ピレリ総括:同じソフトで3回目のアタックが最速

F1アゼルバイジャンGP予選 ピレリ総括:同じソフトで3回目のアタックが最速

ジョージ・ラッセルが2026年F1アゼルバイジャンGPの予選を圧倒し、1分42秒526でポールポジションを獲得した。2番手シャルル・ルクレールに0.837秒という大差をつけ、バクーで際立った速さを見せた。

ルクレールは1分43秒363で2番手。オスカー・ピアストリはそこからわずか0.001秒差の3番手となった。ピレリによれば、今回の予選ではタイヤのデグラデーションがほとんど見られず、同じソフトタイヤで複数回アタックする戦略が有効に機能した。

ラッセルは同じソフトで3回目のアタックに最速
ラッセルがポールポジションを決めたタイムは、Q3で同じソフトタイヤを使い続けた3回目のフライングラップで記録された。

ラッセルとルクレールは予選全体を通して、赤いサイドウォールのソフトタイヤをそれぞれ3セットしか使用せず、各セットから複数回の競争力あるラップを引き出した。一方、ピアストリはC5を4セット使用した。

フリー走行3回目では12人のドライバーがミディアムとソフトを使い分け、残りのドライバーはC5だけに集中した。全ドライバーが予選に向けたマシンセットアップを煮詰めるため、多くの周回を重ねた。

FP3ではマックス・フェルスタッペンが1分43秒922でトップ。ラッセルが1分44秒021で2番手、ルイス・ハミルトンが1分44秒033で3番手だった。

フェルスタッペンとラッセルはミディアムでプログラムを開始した後、ソフトへ切り替えた。一方のハミルトンはC5のみを使用し、セッション中に新品を2セット投入。3人とも最速タイムは最も軟らかいコンパウンドで記録した。

路面温度低下と強風が予選のポイントに
FP3では路面温度が40度まで上昇し、風速30~35km/hの突風も吹いていた。しかし予選が進むにつれて路面温度は徐々に低下し、セッション終了時には約30度まで下がった。気温は一日を通して比較的安定し、25度前後で推移した。

ピレリ・ポールポジション・アワードのプレゼンターを務めたのは、2007年と2011年にMotoGP世界王者となったケーシー・ストーナー。オーストラリア出身のストーナーは178戦に出場して89回の表彰台を獲得し、2012年に現役を退いた。

アゼルバイジャンGP

ダリオ・マラフスキ「1ストップが最も競争力のある戦略」
ピレリ・モータースポーツ・ディレクターのダリオ・マラフスキは、予選で同じソフトタイヤを使った複数回のアタックが可能になった背景を説明した。

「今日のコンディションは予想通り昨日とは大きく異なり、気温と路面温度が低下し、強い風によってマシンの安定性、特にリアの安定性が損なわれました。FP3開始時のコースは非常に汚れていてグリップも限られており、昨日のセッションよりラップタイムが遅いほどでした。ドライバーたちは最初の1時間を使ってサーキットへの自信を高め、予選に向けてマシンのセットアップを煮詰めていきました」

「一日を通してトラックエボリューションは大きく、ラップタイムは継続的に向上し、最終的には予選シミュレーションで予測していたレベルに到達しました。大きなデグラデーションがなかったため、各チームは同じソフトタイヤで連続して複数回アタックすることができました。路面の改善、燃料搭載量の減少、タイヤの作動状態の改善による恩恵を受けることができたのです」

「したがって、ポールシッターのラッセルを含む複数のドライバーが、同じセットを使った3回目のアタックで自己ベストを記録したことに驚きはありません」

決勝の戦略については、現時点で1ストップが最有力との見方を示した。

「これまでに収集したデータから、1ストップ戦略が引き続き最も競争力のある選択肢であることが確認されています。摩耗が少ないことを考えると、ミディアムとソフトを組み合わせる戦略が特に効果的に見えます」

「早い段階でセーフティカーなどによるニュートラリゼーションが発生した場合には、第2スティントでハードを使用することも検討に値する代替案になるでしょう」

タイヤの摩耗が限定的なバクーでは、決勝でもミディアムとソフトを中心とした1ストップが基本戦略となる見通しだ。一方、レース序盤のセーフティカーやVSCのタイミング次第では、ハードを使った長い第2スティントも選択肢となりそうだ。

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