アイルトン・セナ所有のホンダNSXが競売へ 落札予想は最大約1億6700万円
F1で3度のワールドチャンピオンに輝いたアイルトン・セナが所有していた1991年式ホンダNSXが、10月31日にロンドンで開催されるオークションに出品される。
セナが実際に使用していたこのNSXは、RMサザビーズによって競売にかけられ、落札予想価格は50万~80万ポンド(約1億434万~1億6695万円)とされている。
ホンダがセナに提供した3台のNSXのうちの1台
今回出品されるのは、シャシーナンバー「T000233」の1991年式ホンダNSX。レッドのボディにブラックのルーフを組み合わせた仕様となっている。
このNSXはホンダがセナのためにポルトガルに用意していた車両で、当時の契約の一環として日本メーカーからセナに提供された3台のNSXのうちの1台だった。
NSXが1990年に発売された当時、英国での価格は5万2000~5万5000ポンド(約1085万~1148万円)だった。それから30年以上が経過し、セナが実際に所有していたという歴史的価値も加わり、その評価額は大幅に上昇している。
同じ車両は2年前にも50万ポンド(約1億434万円)で売りに出されていたが、今回のオークションでは最高80万ポンド(約1億6695万円)に達する可能性があると見積もられている。

1991年F1ポルトガルGPにもNSXで移動
セナはこのNSXをポルトガル南部アルガルヴェ地方のキンタ・ド・ラゴにある自身の滞在先に置いていた。
1991年には、このNSXを自ら運転してエストリルで開催されたF1ポルトガルGPへ向かったことも知られている。
さらに、この車両はドキュメンタリー『Ayrton Senna: Racing Is In My Blood』にも登場。セナがNSXを走らせ、リアタイヤから煙を上げる姿が収められている。

セナとホンダを象徴する特別な一台
アイルトン・セナはマクラーレンで1988年、1990年、1991年にF1ワールドチャンピオンを獲得した。今回出品されるNSXは、セナが自身3度目のF1タイトルを獲得した1991年に使用していた車両でもある。
セナは1994年F1サンマリノGPでの事故により34歳で死去した。当時、セナは通算65回のポールポジションというF1最多記録を保持し、グランプリ通算41勝を挙げていた。
セナとホンダの関係を物語る車両として高い歴史的価値を持つ1991年式NSX。本人が実際に所有し、F1ポルトガルGPへの移動にも使用した一台だけに、10月31日のロンドンでのオークションでは世界中のコレクターから大きな注目を集めそうだ。











