アストンマーティンF1 ニューウェイに着想を得た限定ウイスキーを発売
アストンマーティンF1チームは、スコッチウイスキーブランドのグレンフィディックとコラボレーションし、エイドリアン・ニューウェイの設計哲学から着想を得た2種類の限定シングルモルトウイスキーを発売した。

2026年シーズン前半はコース上で苦戦を強いられているアストンマーティンだが、コース外では積極的な商業展開を続けている。F1がサマーブレイクに入るなか、グレンフィディックとのパートナーシップから16年物と19年物の限定ボトルが登場した。

ニューウェイの「見えない部分へのこだわり」をウイスキーで表現
「Glenfiddich & Aston Martin Formula One Team Limited Edition」と名付けられた今回の商品は、アストンマーティンのマネージング・テクニカル・パートナーを務めるエイドリアン・ニューウェイのデザインとエンジニアリングへのアプローチからインスピレーションを得ている。

ラインナップは16年物と19年物の2種類。ボトルとパッケージにはアストンマーティンをイメージしたデザインが施され、英国での販売価格は16年物が73.25ポンド、19年物が139ポンドとなっている。

グレンフィディックは今回のウイスキーに、ファーストフィルのバーボン樽、ポートワイン樽、オロロソ・シェリー樽、ワイン樽などを使用し、最後にフィノ・シェリー樽による仕上げを加えた。

グレンフィディックのモルトマスター、ブライアン・キンズマンは、ニューウェイの仕事とウイスキー造りには共通する哲学があると説明した。

「エイドリアンの仕事で最も魅力的だと感じるのは、決定的なパフォーマンスを生み出すものが、必ずしもすぐ目に見えるものではないという点だ。それはウイスキー造りにも通じるものがある」

「シングルモルトの個性は、樽の選択、バランス、熟成、タイミングといった、長い時間をかけて積み重ねられる無数の正確な判断によって形作られる。それぞれは単独では小さな違いかもしれないが、それらが組み合わさることで大きな変化をもたらす」

16年物は熟した果実とトフィーの甘み
16年物の「Glenfiddich & Aston Martin Formula One Team 16-Year-Old Limited-Edition Release No.2」は、煮込んだ果実の豊かな香りに華やかなフローラルノートが重なり、マジパンや磨かれたレザーを思わせるニュアンスを持つ。少量の水を加えることで、新鮮な熟した果実の香りがさらに際立つという。

味わいはまろやかでシルキー。クリーミーでバターのようなトフィーの甘さと、キャラメリゼしたサトウキビの風味が特徴で、ドライなオークのタンニンがバランスを取る。フィニッシュにはオーク由来の甘さが長く残る。アルコール度数は43%。

19年物はバニラとジンジャーに柑橘系のアクセント
19年物の「Glenfiddich & Aston Martin Formula One Team 19-Year-Old Limited-Edition Release No.2」は、鮮やかなバニラ、結晶化したジンジャー、昔ながらのキャンディを思わせる香りが特徴だ。砂糖漬けのオレンジとレモンの皮に、温かみのあるオークスパイスが加わる。

口に含むと柑橘系の爽快感とシャーベットを思わせる刺激があり、ワックスのようになめらかで豊かな口当たりを持つ。焼きリンゴとシナモンのニュアンスも感じられ、甘く濃厚な余韻が長く続く。こちらもアルコール度数は43%となる。

アストンマーティンとグレンフィディックは、ニューウェイがF1マシン開発で重視する細部の積み重ねと、長期間にわたる熟成や樽選びによって完成するウイスキー造りを重ね合わせた。コース上の技術だけでなく、その設計思想そのものを商品に落とし込んだユニークな限定コラボレーションとなっている。

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カテゴリー: F1 / アストンマーティンF1チーム / ホンダF1 / F1スポンサー