キミ・アントネッリ メルセデスF1のナンバーワン説を否定「ラッセルと同じ立場」
メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリは、2026年F1シーズンでチームメイトのジョージ・ラッセルを大きくリードしているものの、自身がチーム内で「ナンバーワンドライバー」の地位を確立したとの見方を否定した。
アントネッリは今季ここまで好調なシーズンを送り、ドライバーズ選手権でラッセルに81ポイント差をつけて首位に立っている。しかし、メルセデスは両ドライバーを平等に扱っており、自分がチームの「真のリーダー」だとは感じていないと強調した。
モンツァで浮上したアントネッリ優遇説
2026年は新たなF1レギュレーションが導入され、ラッセルが新世代マシンへの適応に苦戦する一方、アントネッリはしばしばチームメイトを上回るパフォーマンスを披露してきた。
そうした状況から、メルセデス内部でアントネッリが事実上のナンバーワンになったのではないかとの見方も出ている。
特にその議論が強まったのがF1イタリアGPだった。バーチャル・セーフティカー(VSC)が導入された際、アントネッリには新品タイヤへの交換機会が与えられた一方、ラッセルはコース上に留められた。この戦略判断をめぐり、アントネッリが優先されたのではないかとの見方が浮上した。
しかし、アントネッリ本人はそうした解釈を否定している。
「メルセデスの中では、チームにナンバーワンドライバーはいないと感じている」
アントネッリはRacingNews365を含むメディアにそう語った。
「チームは当然ながら、僕たち2人に同じチャンスを与えようとしている」
「もちろん、ジョージは素晴らしいドライバーだし、ここ2戦では本当に調子がいい」
「だから、僕自身はナンバーワンドライバーだとはまったく感じていない」

「僕たちは同じレベルにいる」
ランキングではアントネッリに大きく離されているラッセルも、チーム内で両者は対等な立場にあるとの認識を示している。
アントネッリはF1参戦2年目にしてタイトル争いの中心に立ち、ここまで8勝を挙げてランキング首位を走っている。それでも、タイトル獲得に向けてメルセデスがラッセルのレースを犠牲にし、自身を全面的に支援するような体制に移行するとは考えていない。
「チームは僕たちを同じように扱っているし、同じチャンスを与えてくれている。だから、自分がチームの真のリーダーだとは思っていない」
「僕たちは2人とも同じレベルにいると感じている。それが今の状況だ」
2026年F1ドライバーズ選手権ではアントネッリが首位を維持しているが、少なくとも現時点でメルセデスは明確なナンバーワンとナンバーツーを設けず、アントネッリとラッセルを対等に競わせる方針を続けている。











