フラビオ・ブリアトーレ アルピーヌF1再建「シューマッハ級ドライバーは今は不要」

かつてミハエル・シューマッハやフェルナンド・アロンソとともにF1世界王者を育て上げたブリアトーレだが、現在のアルピーヌF1には「シューマッハ級」のドライバーよりも、強いチームを築くことが必要だと語っている。
「今はドライバーよりチーム作りが優先」
フラビオ・ブリアトーレは1990年代にベネトンでミハエル・シューマッハと2度のF1世界タイトルを獲得。その後、ルノーではフェルナンド・アロンソを2005年、2006年のワールドチャンピオンへ導いた。
その実績から、アロンソの2027年アルピーヌ復帰説も浮上しているが、The Raceのインタビューで「ミハエル・シューマッハやアロンソのようなドライバーが必要ではないか」と問われると、ブリアトーレはその考えを否定した。
「そうなればいいとは思う。でも現時点では、ドライバーは本当に優先事項ではない」
「ドライバーはチームが支えなければならない。チームがドライバーを信頼すれば、彼らはコンマ2~3秒を引き出してくれる。その差は非常に大きい」
「今の我々に必要なのはチームを作ることだ。エンジニア同士の信頼関係、チーム全体の結束を築かなければならない」
さらに、自身が復帰した当初と比べて組織が大きく変化したことにも触れた。
「私がこのチームに来た時は1300人いたが、今は900人になっている」
「私の最優先事項はレーシングチームを作ることだ。その後にドライバーのことを考えればいい」
ガスリーは「トップ6に入るドライバー」
一方でブリアトーレは、現在のエースであるピエール・ガスリーには絶大な信頼を寄せている。
「トップ6のドライバーを挙げるなら、ピエールはその中に入ると思っている」
「彼に必要なのは、より優れたマシンと、ファクトリーの人間への信頼だ。我々が今やるべきことはそこだ」
「なぜピエールでは駄目なんだ? なぜ今いるドライバーではいけないんだ?」
ブリアトーレは、ガスリーの実力に不足があるとは考えておらず、チーム側が競争力のあるマシンと環境を提供できれば十分に結果を残せるとの見方を示した。
アロンソ復帰説が浮上する一方でコラピントの去就にも注目
スペインGP以降、アストンマーティンF1の苦戦を背景にフェルナンド・アロンソのアルピーヌ復帰説が報じられている。ブリアトーレとの長年の関係もあり、2027年の移籍候補として名前が取り沙汰されている。
一方で、フランコ・コラピントにはチーム側から別のシートを探すよう伝えられたとの報道もあり、ウィリアムズF1への移籍の可能性も噂されている。
それでもブリアトーレは、現在のアルピーヌF1に必要なのはスター選手を獲得することではなく、まず組織全体の競争力を高めることだと強調した。チームとしての土台を築いた先にこそ、タイトル争いへの道が開けるというのが、現在の再建ビジョンである。
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