フェルナンド・アロンソ ホンダF1に怒り「ストレートで1.1秒差なんてあり得ない」
フェルナンド・アロンソは、2026年F1第15戦アゼルバイジャンGPでパワーユニット(PU)の問題に見舞われ、決勝をリタイアした。ストレートで1.1秒もの差をつけられる状況に無線で苛立ちを爆発させ、「こんな差はあり得ない」と訴えた。
アストンマーティンにとってバクーは厳しい週末になることが予想されていたが、アロンソが決勝で直面したストレートスピード不足は想定以上だった。
数戦前に投入されたホンダF1のエンジンアップデートについても、アロンソは前進を認めながら「十分ではない」とさらなる改善を求めている。
「エンジンに問題がある」ストレートで1.1秒差
アロンソはPUコンポーネント交換によるグリッド降格ペナルティを受け、後方からアゼルバイジャンGP決勝をスタートした。
序盤はキャデラック勢との争いになるとみられていたが、セルジオ・ペレスから早々に引き離され、アロンソはマシンに何らかの異常があると感じ始めた。
「エンジンに問題があると思う」
アロンソは無線でそう訴えたものの、アストンマーティン側ではAMR26に明確な異常を確認できていなかった。
しかし、周回を重ねるにつれてアロンソの苛立ちは強まった。
「ストレートで1.1秒だ。エンジンがきれいに回っていない。あり得ない。何か問題があるはずだ。こんな差になるはずがない」
その後、アストンマーティンはアロンソの14号車をリタイアさせた。チームメイトのランス・ストロールもレース前半で姿を消しており、アストンマーティンは2台ともレースの折り返し地点に到達できなかった。

ホンダF1のアップデート「前進したが十分ではない」
レース中には強い口調で不満を訴えていたアロンソだが、リタイア後はホンダF1とともに改善を進めていく必要性を強調した。
「アクセルを踏んでストレートを走るときは、ホンダを信頼して、どんどん改善していくことを信じるしかない。今年はエンジンのアップデートによって一歩前進した」
「でも、明らかに十分ではない。だから、僕たちは引き続き取り組んでいかなければならない」
アストンマーティンはハンガリーやオランダで好結果を残した一方、バクーでは直線スピードという弱点が大きく表面化した。アロンソにとっては、単純なマシン特性だけでは説明できないほどの差だった。
セパンとシンガポールには期待も「それでもパワーは必要」
次戦以降については、バクーほど長いストレートへの依存度が高くないセパンとシンガポールが、アストンマーティンにとってより適した舞台になる可能性がある。
ただし、アロンソは楽観視していない。
「ストレートが少なければ、僕たちにとっては間違いなくいい。でも、どうなるか見てみよう。それでもパワーは必要だからね」
「マレーシアとシンガポールでは、チームとしてもっといい仕事をしなければならない」
ホンダF1のアップデートによる改善そのものは認めながらも、アロンソは現状ではライバルとの差を埋めるには足りないと明言した。バクーで露呈したストレートスピード不足が単発のトラブルだったのか、それともAMR26とPUパッケージが抱える根本的な課題なのか、次戦マレーシアGPでも大きな焦点となる。











