ランス・ストロール
ウィリアムズは、若手ドライバー育成プログラムのメンバーとして、17歳のカナダ人ドライバー、ランス・ストロールと契約した。

ランス・ストロールは、以前にフェラーリドライバーアカデミーの一員だったことがあり、今季のヨーロッパF3選手権で1勝を挙げている。また、今年初めにはニュージーランド・トヨタ・レーシング・シリーズでチャンピオンに輝いている。

ランス・ストロールは、2016年に詳細なシミュレーター作業を含む広範囲なプログラムに取り組むことになり、ウィリアムズで仕事をしながらF3にも参戦を続けるという。

「これほどの歴史と成功を有する偉大なチームの一員になれてとても光栄だ」とランス・ストロールはコメント。

「ウィリアムズで仕事を始めるのが待ち切れないし、これから一緒に素晴らしいことを達成できるよう強く願っている。僕のモーターレースでのキャリアはまだ短いけど、とてもエキサイティングで重要な瞬間だ」

「5歳の時に父から買ってもらったゴーカートをドライブして以来、F1は常に一番の目標だった」

「ウィリアムズには、F1キャリアのスタートで若手ドライバーを育ててきた長い歴史がある。デビッド・クルサード、ジェンソン・バトン、ニコ・ロズベルグ、ニコ・ヒュルケンベルグ、最近ではバルテリもそうだ。このことは僕がウィリアムズ入りを決める大事な要素だった」

副チーム代表のクレア・ウィリアムズは「ウィリアムズは若手ドライバーがポテンシャルを発揮できるようにリソースと専門知識を使うことにコミットしています。開発ドライバーからレースドライバーとして、F1で高く評価される才能の1人となるまでバルテリ・ボッタスをサポートしてきた私たちには、この分野での成功の実績があります」

「ランスについては将来有望な才能の持ち主だと評価しています。ドライバーとしての彼の発展を喜んでサポートしていくつもりです。2016年にランスと働けるのが楽しみですし、彼の将来の成功に期待しています」

ランス・ストロールの父親は、カナダの大富豪ローレンス・ストロール。ファション界の大物であるだけでなく、カナダのモントランブラン・サーキットを所有し、ケベック州でフェラーリディーラーを営み、フェラーリ P4とフェラーリ275 GTB/4という世界で最も高額な希少モデルを所有する。

ローレンス・ストロールは近年、ザウバー、マルシャ、そしてウィリアムズなど、F1チームの買収が噂がたびたび浮上している。

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カテゴリー: F1 / ウィリアムズ・レーシング / ランス・ストロール