セバスチャン・ベッテル
セバスチャン・ベッテルは、F1ヨーロッパGPの予選でメルセデスに1.2秒差をつけられた理由を説明できないでいるが、少なくとも実際のギャップを反映したものではないと考えている。

今週末、バクー・シティ・サーキットでメルセデスは別次元の速さをみせている。ポールポジションを獲得したニコ・ロズベルグから1秒以内につけることができたのはフォース・インディアのセルジオ・ペレスのみであり、セバスチャン・ベッテルは予選4番手に終わっている。

前戦F1カナダGPで強さを見せていたフェラーリは、アゼルバイジャンでメルセデスに接近することを期待していたが、結果として差が開いたことに困惑している。

バクーのロングストレートでタイムを落としているのかと質問されたセバスチャン・ベッテルは「ポールポジションとのギャップを見て言っているのならば、それはフェアではないと思う。僕たちには強力なエンジンがあるし、とても良い進歩を果たしてきた。そういうことではないと思う」とコメント。

「僕たちがタイムの大部分を失っているのがあそこではないことはわかっている。ここにはコーナーがたくさんあって、低速コーナーで他の人たちと同じだけのものを引き出すのに苦戦している。おそらくフォース・インディアに対してもね。その部分を理解する必要がある。僕たちのマシンが速いのはわかっているけれど、何らかの理由で、このサーキットではあちこちでちょっと苦戦している」

フェラーリは、大きく遅れをとった金曜フリー走行から明確な進歩を遂げてきたが、セバスチャン・ベッテルは、メルセデスにこれだけのギャップをつけられた理由を調べる必要があると語る。

「昨日からうまく前進したと思う。かなり離されていたので、マシンを改善できたと思う。もしかしたらコンディションも僕たち向きになったのかもしれない」

「でも、全体的にトップのメルセデスからのギャップを見ればまだダメだし、そこを理解できるように努力する必要がある。先週だもそうだったように、マシンは速いし、ペースがあることはわかっている」

セルジオ・ペレスがギアボックス交換による5グリッド降格ペナルティを受けるため、セバスチャン・ベッテルはニコ・ロズベルグのすぐ後ろにあたる3番グリッドからスタートすることになる。

F1カナダGP決勝では、スタート直後のターン1でメルセデスの2台を仕留めたセバスチャン・ベッテルは、今週の日曜日に同じことが再現される可能性を否定しない」

「あり得るよ。他の人がどうなるかにもよるけどね。今週末はスタート練習がうまくいったと思うし、明日は素晴らしいスタートが切れるはずだ。それに、ペレスのギアボックス交換のペナルティというちょっとした幸運でクリーンな側からスタートすることになったので、どうなるか見てみよう」

「長いレースになるし、スタートが重要だ。いつだってそこは重要だけど、レースをフィニッシュすることがもっと重要だし、完走するのが難しいレースだろう。週末を通してみんながあちこちで小さなミスしているのを見てきたし、一部は代償が大いものもあった。その点でも長いレースになりそうだ」

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カテゴリー: F1 / セバスチャン・ベッテル / スクーデリア・フェラーリ