ストフェル・バンドーン
2016年にむけて、ストフェル・バンドーンとジェンソン・バトンが一つのF1シートを懸けて競争することになると Turun Sanomat が報じている。

今年、GP2シリーズで2位大差をつけて首位に立っているストフェル・バンドーン(23歳)は、最近になってリチャード・ゴッダードとジェンソン・バトンが率いる“The Sports Partnership(スポーツ・パートナーシップ)”との関係を解消している。

ストフェル・バンドーンは、今回のこの決別は“自身の決断”だったとし、「とにかく今の状況の方が快適だ」と話している。

「それについてはあまり多くを話したくない。ときどきマネジメントを変えるドライバーは他にもいる」

バルテリ・ボッタスのキャリアを扱っていることでも知られる同郷のディディエ・コトンが率いるマネジメントチームとの噂が出ているが、ストフェル・バンドーン自身は、将来についてはまだ何も決めていないと述べている。

興味深いことに、バルテリ・ボッタスもまたこの話しに絡んでくる。

マクラーレンの育成ドライバーであるストフェル・バンドーンとベテランのジェンソン・バトンは、マクラーレン・ホンダの来季ドライバー候補だが、2人はウィリアムズに生じる可能性のある空席をも競い合っているかもしれない。

バルテリ・ボッタスは、フェラーリのキミ・ライコネンの後任候補とみられており、実際にそうなればウィリアムズも代役を探すことになる。

他にも、2010年にウィリアムズからデビューしたニコ・ヒュルケンベルグが、チームに復帰する可能性があると Turun Sanomat は見ている。

ニコ・ヒュルケンベルグは、かつてウィリアムズを放出されたにもかかわらず“最終的な決定をしたのは他の人々”であえい、“憤慨していない”と述べている。

ニコ・ヒュルケンベルグが言及しているのは、おそらく元ウィリアムズ会長のアダム・パーのようだ。ニコ・ヒュルケンベルグに代えてパストール・マルドナドを起用するという決定はアダム・パーが行ったとされている。

しかし、ル・マン24時間レースのウィナーとなったニコ・ヒュルケンベルグには、フェラーリの新しい“Bチーム”であるハースへの移籍も取り沙汰されており、このステップでフェラーリの未来に一歩近づくのではないかと言われている。

だが、同紙は、ストフェル・バンドーンとジェンソン・バトンもウィリアムズのドライバー候補であるが、9月15日(火)まで進展はないかもしれないとしている。

9月15日は、ジェンソン・バトンの現契約に含まれる2016年のオプションの期限だと考えられている。

ストフェル・バンドーンは、焦りはないと語っている。

「来年について知るにはまだ早すぎる。これから数週間か数カ月でわかるかもね」とストフェル・バンドーンはコメントした。

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カテゴリー: F1 / ストフェル・バンドーン / マクラーレンF1チーム / ジェンソン・バトン