ヘルムート・マルコ
レッドブルのアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、セバスチャン・ブエミとハイメ・アルグエルスアリに潜在的なグランプリウィナーになれるかを証明する十分な時間を与えたが、彼らはそれを証明できなかったのでトロ・ロッソのシートを失ったと述べた。

セバスチャン・ブエミとハイメ・アルグエルスアリは、それぞれ2009年開幕と中盤からトロ・ロッソでレースを戦ってきたが、2012年はダニエル・リカルドとジャン・エリック・ベルニュにシートを明け渡した。

セバスチャン・ブエミはリザーブドライバーとしてレッドブルに所属したままだが、ハイメ・アルグエルスアリの今後の活動はまだ決定していない。

トロ・ロッソのチーム代表フランツ・トストは先月、トロ・ロッソは確立したドライバーのチームではなく、レッドブルの次世代のスターのためのトレーニングの場であるとドライバー決定の経緯を説明していた。

レッドブルのドライバー育成プログラムを率いるヘルムート・マルコは、セバスチャン・ブエミとハイメ・アルグエルスアリに実力を示すための十分なチャンスを与えてきたと考えている。

「トロ・ロッソは、若いドライバーにチャンスを与えるために作られた」とヘルムート・マルコは Gazzetta dello Sport にコメント。

「アルグエルスアリとブエミには3年間の時間があった。その期間を終え、ドライバーの育成を評価することができた」

「我々は彼らの中に成長の可能性を見ることができなかった。二人ともグランプリレースに値するが、我々にとってそれでは十分ではなかった。我々は勝者を必要としている」

ヘルムート・マルコは、トロ・ロッソは2010年に独立したシャシーコンストラクターとなり、レッドブルからますます独立したが、今後もトロ・ロッソの役割が変わることはないと述べた。

「若手ドライバー向けのファエンツァに拠点を置くイタリアのチームのままであることは確かだ」とヘルムート・マルコはコメント。

「だが、トロ・ロッソは自主的にますます成長し続けていかなければならない」

またヘルムート・マルコは、トロ・ロッソとフェラーリとのエンジン契約は今後も続いていくと考えている。

「契約は2012年までだ。現時点で今後どうなるかは言えないが、これまで我々はこの提携にとても満足している」

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カテゴリー: F1 / トロロッソ / セバスチャン・ブエミ / ハイメ・アルグエルスアリ